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阿蘇の「ラピュタの道」に続く新名所「ラピュタの木」
天草市天草町の西平[にしびら]椿公園に自生するアコウの木が「天草のラピュタ」として話題を集めています。巨大な岩石を包み込むように根を張る様子が宮崎駿監督のアニメ映画「天空の城ラピュタ」の世界を連想させると、SNSで拡散されているそうです。
アコウは高さ約20メートルほど。その下の6メートル四方ほどの岩石は水晶の微粒子を含み、一部はきらきらと光って見えるそうです。
熊本県内では阿蘇市にある「ラピュタの道」が有名ですが、残念ながら熊本地震の影響で立ち入りが難しくなっています。
西平椿公園は、天草市河浦町の崎津集落から下田温泉方面へ車で20分ほど。アコウは公園展望所からツバキ自生地へ下って数分の所にあります。
熊本市内から、距離120キロ、乗用車で約3時間かかります。天草空港からは約45キロ1時間15分ほどです。
西平椿公園については、熊本のキュレーションメディアが詳しく紹介しています。
【熊本県天草市「西平椿公園展望所」大海原感とゴツゴツ感の展望公園】
国道から脇道に入り、西平椿公園への道路は、所々狭くなっています。途中、本当にこの道であっているのかと不安になりましたが、案内板を信じて進めばたどりつきます。
駐車場のスペースは余裕がありました。
「ラピュタの木」は駐車場から海辺の方に降りていく途中にあります。
坂になった小道を降りて行きます。
坂の途中にラピュタの木がありました!この独特の根の張り方と、岩を掴んでいるような姿がラピュタっぽいのですね。
少し下側からのアングルです。
根っこに近づいてみました。
天草東海岸の眺めも楽しもう
ラピュタの木からさらに坂道を下ると海が近づいてきます。
公園の名前の由来にもなっている椿の花が咲いていました。
小道をどんどん降りて行くと、天草西海岸に突き出すように整備された展望所が見えてきました。
展望台から南側を望む。
正面には小島が見えます。
北側を望む。釣り人の姿も見えます。
日本の夕日百選に選ばれた夕日を見るには少し時間が早かったです。
夕日を見ると、戻る頃には周囲も暗くなっているので、足元には十分注意しましょう。公園から国道までの道も狭い場所もあるので、暗くなってからはスピードを出しすぎないよう案内看板に注意しながら運転しましょう。
アコウの木とは
アコウはクワ科の常緑樹で、大きなものは高さ20メートルに達します。海岸線で見かけるアコウは、ガジュマルにも似た枝と葉が南国の雰囲気を漂わせています。イチジクのような実をつけ、幹や枝からは独特の気根を出します。九州では佐賀県が自生の北限とされています。
同じ天草地区である、上天草市姫戸町姫浦の永目神社の境内には、ご神木として祭られているアコウがあります。高さ約15メートル、幹回り約11メートルの巨木です。環境省の調査によると、全国でも3番目の大きさです。
三角西港や有明町にもアコウの木が
天草への入り口、三角町にある三角西港にもアコウの木がありました。
松島町から高規格道路(一部有料)に乗ると、出口付近にあるのが道の駅「リップルランド」です。出口から少しだけ逆行します。ここにもアコウの木がありました。
この独特の根の張り方が、ラピュタを彷彿とさせるのですね。
天草観光は「まとめて」がお勧め
天草地方には魅力的な観光スポットがたくさんあります。ただ、高規格道路の整備が進んで以前よりは道路事情が良くなったとはいえ、熊本市から天草市中心部(旧本渡市)まで車で2時間近くかかります。牛深までだと3時間近くです。
日帰りの旅行を予定しているなら、観光スポットを厳選した方が良いでしょう。できれば、泊りがけのプランで天草の新鮮な海の幸と温泉を堪能することをお勧めします。
「天草のラピュタ」がある西平椿公園からは、世界文化遺産に登録される崎津地区や歴史ある下田温泉も近いので、一緒に訪ねてみてはいかがでしょうか。
また天草に向かう途中にある宇土市の長部田海床路の海上に電柱が並ぶ光景が、「千と千尋の神隠し」に出てくる水上列車のシーンを連想させると、写真撮影に訪れる人もいるそうです。千尋がカオナシと一緒に電車に乗るあのシーンのことでしょうか。インバウンドのお客さんが多いとか。一緒にいかがでしょうか。
https://kuma-niche.com/news/earthquake/la-puta/
https://kuma-niche.com/ivent/event/amakusadon/
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