【2023年1月第4週】旧優生保護法の不妊手術 熊本地裁が国に賠償命じる

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 2023年1月第4週の熊本では、旧優生保護法のもとで不妊手術を強制されたと熊本県内の70代の男女2人が国に賠償を求めた裁判で、熊本地方裁判所は、国に賠償を命じる判決を言い渡しました。熊本空港の新しいターミナルビルの2023年3月開業を前に、報道機関向けの内覧会があり、国際線の免税エリアなどが披露されました。

旧優生保護法の不妊手術 熊本地裁が国に賠償命じる

 旧優生保護法のもとで不妊手術を強制されたと熊本県内の70代の男女2人が国に賠償を求めた裁判で、熊本地方裁判所は、「差別的な思想に基づくもので非人道的であり、憲法に違反する」と指摘し、国に賠償を命じる判決を言い渡しました。

裁判所

熊本県の78歳の男性と76歳の女性は、昭和30年代から40年代にかけて本人や家族に障害があることを理由に、旧優生保護法によって不妊手術を強制されたとして国にそれぞれ3300万円の賠償を求めていました。23日の判決で、熊本地方裁判所の中辻雄一朗裁判長は、「旧優生保護法の目的は差別的な思想に基づき、その手段も子孫を残すという生命の根源的な営みを否定する極めて非人道的なもので、憲法に違反することは明らかだ」と指摘しました。そのうえで「差別され、生殖機能を奪われた原告らの身体的・精神的な被害は甚大だ」などとして、国の賠償責任を認め、原告2人にあわせて2200万円の賠償を命じました。(2023年1月23日 NHK)

熊本空港新ターミナルビル 開業前に国際線免税エリアなど公開

 熊本空港の新しいターミナルビルの2023年3月開業を前に、報道機関向けの内覧会があり、熊本県の特徴を生かしたデザインの内装や現在の10倍を超える広さとなる国際線の免税エリアなどが披露されました。

空港

1階には国内線と国際線の航空会社のカウンターが隣接していて、チェックインや荷物の預け入れを自動で行う機械を地方空港で初めて導入したということです。また、搭乗口のある3階は天井に熊本県の小国杉をふんだんに使用したあたたかみのある空間となっています。待合エリアには熊本名物のあか牛を使った料理の店やラーメン店など25店舗が並ぶ予定で、搭乗直前まで買い物やグルメを楽しむことができるということです。国際線の免税エリアは阿蘇の火や水がイメージされたデザインの内装で、現在の10倍を超える広さとなり、ブランドの展開にも力を入れているということです。(2023年1月23日  NHK)


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