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郵便受けに届いていた案内状
ある日、何気なく帰宅後に郵便受けを開けてみると「官公庁・大企業で余剰となったノートパソコンをお譲りします」と書かれたチラシのようなものが入っていました。一瞬、余ったパソコンをタダでくれるのかと思いましたが、良く読んでみると中古パソコンの販売会の案内です。
office2016と書いてあるものの、小さい字で「入っているソフトはマイクロソフトワード・エクセルとファイルも共有・編集でき、使用方法も同じです」と書いてあります。結構勘違いする人もいるだろうなとの印象を受けました。
若干胡散臭さも感じさせるものの、ネットでこの団体を調べてみるときちんと実在しているようでした。県内の有名企業も後援しています(さすがに、勝手に名前を使うことはないだろうと)
JEMTCパソコン有償譲渡会とは
ホームページによると、JEMTCは「日本電子機器補修協会」という名称の愛知県の社団法人で、2014年からリース終了後のパソコンを再生し有償譲渡会を開いているそうです。
開催趣旨によると、官公庁や大企業では、情報セキュリティを強化するためパソコン機器を入れ替えるので、3~5年のリース契約で運用される。このため、美品状態の機器が多いとのことです。また出品されるのは、富士通、NEC、東芝、HP製で、サイズは12.1型~15.6型。ウインドウズ10正規版に、筆まめやワード、エクセル、パワーポイントの互換ソフトがインストールされています。
会場に行って確かめてみる
指定された会場は、熊本市の中心部にある複合ビルの1階スペースでした。土日の2日間にわたる開催で、両日とも午前11時から午後1時と午後3時から5時までの2回です。
前半の開始時間、午前11時を少し過ぎて入場したところ、パイプ椅子がずらりと置かれていて、すでに多くの人が席に座っていました。ざっと数えたところ100人以上はいそうです。
前方に動画を映し出し、会の概要やパソコンの説明などを流していました。
客層として中高年層が多いのが印象的。あまりパソコンに詳しくない人たちが集まっているようでした。
申し込み用紙に希望のパソコンの種類を記入して、引き渡しの列に並びます。決済は現金のみです。
展示品のスペック紹介
自分では購入しなかったのですが、会場に展示してあったパソコンのスペックを紹介します。正直、この値段とスペックがお得なのかそうでないのか判断がつきません。詳しい方が見ればわかるでしょうか。
チラシにも強調してあった、初心者シニア向けという2万6千円のパソコン。スタッフの人がわざわざ「ネットにはつながりません」と強調していました(笑)。購入後に、「インターネットつながらない!」というクレームがあるのでしょうか。使い道としては、事務作業や書類作成用だそうです。
スペックは、CPUがCeleron、メモリが2GB、ハードディスクが160GBでした。
ネットに接続したい人向けに勧めていたのが、3万8千円のパソコン。CPUはCorei3、メモリは4GB、ハードディスク160GBということです。
最も高スペックだったのが、5万8千円のパソコン。CPUはCorei5、メモリは4GB、SSD120GBでした。
ある若い夫婦はスタッフに確認して、「ワードやエクセルが入ってないならいいです」と言って早々と帰って行きました。多分、一般的な文書づくりなら不自由ないとは思うのですが…
感想
会場に行ってみて、もし気に入るパソコンがあれば買っても良いかなと思っていましたが、結局買いませんでした。この値段とスペックがお得なのかどうか、すっきりと判断がつかなかったからです。判断できる人にとっては掘り出し物もあるのかもしれません。全体として、来場者はパソコン初心者風の方が多いような印象を受けました。
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