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熊本市や近郊で路線バスを運行する5社が、路線の系統表示を示す漢字1文字の表示をアルファベットに変更することを検討しています。
今年は国際スポーツ大会が熊本県内で開催されることから、訪日外国人にも分かりやすくするのが狙いです。
確かに分かりにくい漢字表記
現在表示に使っている漢字はどんなものでしょう。熊本市が作ったガイドマップによると、まず「青」「オレンジ」「黄」「緑」の4方面に分類、その中でさらに漢字を割り当ててあります。
ただ、単純な東西南北でもないようです。南側が「青」、北側が「黄」、東側が「緑」のようですが、南側の南熊本と、西側の新町が「オレンジ」に分類されています。大雑把に方向を合わせながら、交通センターでの乗り場ごとの分類になっています。
分類は、川尻の「川」、西部車庫の「西」、野口の「野」、新町の「新」、南熊本の「南」、春日校の「春」、島崎の「島」、壺井橋の「壺」、京町の「京」、北熊本?の「北」、子飼橋の「子」、大江渡鹿の「鹿」、味噌天神の「味」、県庁の「県」、東町?の「東」、熊本駅の「駅」、上熊本の「上」、健軍の「健」17種類です。
経由地ですらない法則性のなさが顕著
漢字が代表的な経由地の頭文字ならまだよかったと思うのです。例えば水前寺公園とか熊本城とか。
しかし、西日本新聞の記事によると、同じ路線でも上熊本駅前行きは「上」、逆方向の動植物園西口行きは「県」で経由地ではない▽「東」の系統の一部は、東が付く停留所を通らず由来が不明▽熊本駅前を示す「駅」が付いた路線が、上熊本駅前も南熊本駅前も通る-など法則性が見えない例も指摘されています。
ふだん何気なく見ていたバスの系統表示でしたが、ここまで意味不明なものとは意識していませんでした。導入時にも、バス会社のための分類だったのではないでしょうか。
2019年5月中に行き先とアルファベットの組み合わせを決め、8月から周知。県内でラグビーワールドカップの2試合がある10月までに運用するそうです。
新しい表示が分かりやすくて実用的なものになることを期待します。
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