熊本ラーメンブロガー岩下雄一郎さん直撃インタビュー(前編) 「熊本の美味しい水はアドバンテージ」

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熊本を代表するラーメンブロガーに迫る

熊本を中心に全国のラーメンを紹介している「岩下雄一郎のラーメンブログ」。一度はお世話になったことがあるのではないでしょうか。北海道から九州まで600軒以上を網羅しながら、必要な情報を客観的に提示している、まるで百科事典のようなブログです。

いったい岩下さんとは、どんな人なのでしょうか?直撃インタビューしました。

岩下さん

納豆工場勤務から一転、プログラマーの世界に

Q プロフィールに書かれている「ビーンズボイラニスト」とは?

よくぞ聞いてくれました! 農業高校の食品工業科を出て、納豆工場に就職しました。水に漬けて膨らんだ大豆を蒸す工程に所属して、豆を蒸していたので「ボイラニスト」と格好よく言ってみました(笑)。(大豆は正確には英語でソーイだが)語呂が良かったので「ビーンズ」で。5年半勤めました。

「納豆ダイエット」ブームで一気に売り上げが伸びたのですが、「ガセ」と分かったとたんに急激に売り上げが落ちました。納豆に罪はないのですが…それで残業も減って急に暇になったんです。このまま勤めていて、40代50代になった時に、また(世間の風評で)人生を左右されるのはヤバいんじゃないかと。そこから転職を考えるようになりました。

24歳の時に「手に職つけるしかない」と思い退職。半年間、職業訓練校でプログラムを学び、業界に入りました。5年間会社に勤めた会社を退職後、フリーで仕事が来るようになりました。

周りの人たちのおかげで、いつの間にか「ラーメン好き」のキャラクターに

Q ラーメン好きになったきっかけは?

もともとラーメンが好きでしたが、特別、人より好きだと思ったことはありませんでした。就職してから、友達と遠くに食べに行くくらいで。何の気なしにFacebookで食べたラーメンを上げていました。

会社の先輩に勧められてグループを作ったら予想外に盛り上がって。いつの間にか、僕はラーメンが好きだというキャラクターになっていて。それからちょっと図に乗ったところもあります(笑)。狙ってやったわけではなくて、周りの方のおかげです。

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非主流の塩や醤油にこそ、熊本の地下水が活きている

Q 熊本ラーメンの魅力は?

完全に僕の主観なのですが…熊本は阿蘇山からの地下水で、世界的にも有名な「水の都」。蛇口をひねったら、ミネラルウォーターが出るような環境です。

塩とか醤油は、熊本では主流ではないですが、主流の塩や醤油にも、僕的には劣っていないと思います。それは、やはり「水がきれい」というアドバンテージがあるから。

とんこつは味が濃いので、よそと比べてあまり分からないかもしれないですが、繊細系のラーメンになってくると、あっさりしているから熊本の水が活きているのではないかと。

基本的に全国どこのラーメンも美味しいのですが、熊本って博多とかに比べると、そこまでラーメンのイメージはないと思うのです。トップグループのその次か、その次くらいの。僕はよそと比べて「熊本ラーメンも負けていなんじゃないか」と思っているので、アピールしていきたいです。

今年は北海道や東北へ4カ月のラーメン遠征に

Qブログで発信しようと思ったきっかけは?

一番の理由は、自分でホームページを開設するとかカスタマイズするとか、勉強のために始めました。好きなラーメンをテーマに選べば、長続きできるのではと思って。気付いたらラーメンに比重が移ってエスカレートしちゃいました。

最初は近場で食べていました。フリーランスになって、おととし北海道に1か月間のラーメン遠征に出てから、はまってしまって。それから毎年夏に、何か月か県外に食べに行くようになりました。去年は2か月ちょっと、今年は200ccのオートバイで回り、4か月になってしまいました。ちょっとやりすぎたかな(笑)。

今年は選挙があるんで投票するために帰ってきたんですけど、選挙がなかったらもう少し伸びていたかもしれないですね。

全国の風土にあったラーメンが面白い

Qお店選びのルールはありますか?

熊本に関しては網羅的に、行ったことがない店や新しい店ができたら行くという感じです。県外はいつでも行けるわけではないので、調べてから行きます。基本的に流行りとかは考えてなくて、例えば北海道だったら札幌の味噌ラーメンみたいに、ご当地のラーメンが好きです。

遠くだと網羅はできないので、ある程度は人気店とかになってきます。その土地の風土にあったものがあって面白いですよ。例えば北海道の旭川は内陸にあって冬はすごく寒いので、こってりにして脂で冷やさないとか。

釧路は海が近いので旭川とかよりはまだ寒さがましなんですよ。あっさりした醤油ラーメンで、つゆがいっぱい入っていたり。そういう土地土地で歴史とか風土があっての形がすごく面白い。そこにしかない雰囲気が楽しいです。

徳島だったら、昔、日本ハムの本社があって豚の骨が出たので、豚の骨を使ったラーメンがあるとか。こういう全国各地に地名がついた料理があるってラーメンくらいしかないです。カレーだって熊本カレーとかないし。

僕の好みを伝えてもしょうがない。選択肢を提供するだけ

Qこれまでに食べたラーメンの杯数は?どれくらいの頻度でラーメンを食べる?

ふだんはそんなに食べないのですが、遠征中は1日1、2杯です。今日しか行けないという場合は3杯もありますけど。

Qラーメンを評価する時のポイントは?

食事しにいくのがメインなので、やはり「スープの味」と「麺」と「具」となるんですが、いまは基本的にどこのラーメンも美味しいじゃないですか。味に関しては、僕が感じたことをサラッと書く感じです。あまり、変な情報を入れても読みにくいと思うので、ある程度、客観的にしています。

僕の好みを伝えてもしょうがないんです。僕が100点満点だと思っても、他の人が食べて美味しいかどうか分からないのですよ。逆に僕が「ここのラーメンはまずい」と書いて、もし行こうと思っている人が、検索して僕の記事を見て行かなかったら、その人は好きかもしれないのに、それは悲劇じゃないですか。

だから、僕はなるべく客観的に書いて、「ここにこういう店があって、こういうラーメンが食べられます」という選択肢の一つとして提供するだけです。僕が評価することは意味がないと思っています。お店の雰囲気とか特徴が伝わればいいのかなと。

その土地だから生まれたラーメンを、現地で食べるのが一番

Q全国を回って分かった、ラーメンの地域性はどうですか?

足を運んだから分かることもあるのですけど、青森のラーメンとか想像がつかないでしょう?僕たちが知らないご当地ラーメンがあって、その土地で採れるものとかによってくると思うのですけど。

青森では津軽ラーメンと言われている、煮干しを使ったすごくあっさりしているラーメンで、食べなれていないと舌に合わないかもしれないです。地元の人はソウルフードとして食べているのですが、すぐには良さが分からなかったりします。

その土地土地で、手打ちが盛んだったり、ワンタンメンが有名だったり、その土地だから生まれたラーメンがいっぱいあります。これは現地で食べるのが一番です。

山形は人口当たりの消費量が日本一なのです。お祝いの時に食べたりする風習があって、山形ではラーメンは「ご馳走」らしのです。だから食堂みたいな所にラーメンもあって、件数も多い。

=(後編)に続く=

熊本ラーメンブロガー岩下雄一郎さん直撃インタビュー(後編) 「ふだんは週1,2杯。健康にはかなり気を使っています」

【人気ラーメンまとめ決定版】熊本ラーメンブロガーの岩下雄一郎さんが全国各地の特徴あるお店をまとめました


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