2022年3月第4週の熊本では、「くまモン」の関連商品の売り上げが累計で１兆円超えが話題に。「桃太郎電鉄」にあやかった「SL桃鉄号」の出発式には作者のさくまあきらさんも駆けつけました。元五輪選手で熊本県議の松野明美さんが日本維新の会から夏の参院選比例代表に立候補すると表明して盛り上がりました。

ＪＲ肥薩線の復旧費用は約２３５億円

　ＪＲ九州は、おととし７月の記録的豪雨で大きな被害を受けた肥薩線について、復旧費用の概算額がおよそ２３０億円にのぼることを正式発表しました。

熊本豪雨前の大畑駅＝2018年12月撮影

　ＪＲ九州の青柳俊彦社長は、鉄道での復旧を前提に具体的な方法について検討を進めていく考えを示しました。「あくまで、復旧を前提にする」と言っているだけで、復旧するとは表明していません。

　鉄道ファンとしては肥薩線には復旧してほしいのですが、現実的にはかなり厳しいような気がします。

　青柳社長は、会見で「これだけの復旧費用がかかるとなると、今後の方向性については悩ましいところだが、国や熊本県の力を借りながら検討を進めていきたい」と述べ、鉄道での復旧を前提に具体的な方法について検討を進めていく考えを示しました。(2022年　3月23日　NHK)

「くまモン」関連商品の売り上げ 累計１兆円超え

　熊本県の人気キャラクター、「くまモン」の関連商品の売り上げが累計で１兆１３４１億円と、県が目標としていた１兆円を超えました。

　熊本県はくまモン関連商品の売り上げに関する調査を毎年、実施していて、今回はおよそ２８００の取扱企業などから回答を得ました。それによりますと、くまモン関連商品の去年１年間の売り上げは、１５４６億５８９２万円で過去最多だった前の年よりおよそ５５億円減りました。(2022年3月24日　NHK)

熊本県産アサリ 来月１２日出荷再開へ

　産地偽装問題で出荷が停止中の熊本県産の天然アサリについて、来月１２日から出荷が再開されそうです。県産アサリブランド再生協議会で決まりました。

　そして県の担当者が産地偽装を防ぐ仕組みとして、アサリがとれた漁協名や出荷量それに水揚げ日などを追跡できるデータベースを設けたうえで、漁協の出荷量と、消費者に実際に販売した量を県と県漁連で把握し比較することで外国産アサリの混入がないようにする「熊本モデル」について説明し、全会一致で了承しました。(2022年3月25日　NHK)

　天然アサリの販売は、早ければ来月１４日ごろからになるとということです。先日、定食屋さんでアサリの味噌汁を食べたのですが、アサリ貝は美味しいですね。

SL桃鉄号、熊本駅を出発　作者のさくまあきら氏も

　SL人吉に桃のマークをつけて、人気ゲーム「桃太郎電鉄」にあやかった「SL桃鉄号」が26日、JR熊本駅を出発しました。4月9日まで土曜と日曜日限定で、熊本駅と鳥栖駅を1日1往復します。出発式には、桃鉄シリーズ作者のさくまあきらさんも出席しました。

無限列車の時のSL人吉

　桃太郎電鉄は、日本全国を鉄道で巡りながら、総資産を競うすごろくのようなゲームです。JR九州が、ゲームを販売するコナミデジタルエンタテインメントに協力を依頼したそうです。

　桃鉄号は5両編成。3両が客車で、約130座席を確保した。先頭のヘッドマークに桃のマークを装飾し、車体の銘板には「桃鉄」と記した。車内ではサイコロを振ってゲームのキャラクターのステッカーなどがもらえるイベントを楽しめる。(2022年　3月27日付　熊本日日新聞)

松野明美さんが参院選出馬表明　比例代表、維新から

　元五輪選手で熊本県議の松野明美さん（53）が26日、日本維新の会から夏の参院選比例代表に立候補すると表明しました。

　松野氏は「昨年の衆院選で熊本から野党の議席がなくなり、危機感を持った。当選するには全国比例だと考えた」と出馬を決めた理由を説明。維新の会については「地方議員出身者が多く、エネルギーがある。自由に議論でき、自分の信念を貫ける政党だ」と話した。(2022年3月27付　熊本日日新聞)

　松野さんは1988年ソウル五輪の陸上女子1万メートルに出場しています。引退してからは、熊本市議から県議を務めていました。昨年11月に立憲民主党県連から参院選熊本選挙区での立候補を打診されたものの、辞退していました。