新型コロナウイルスの影響で大きなダメージを受けている宿泊業界を支援しようと、玉名市が最大５千円で3万円分お得になる宿泊クーポン券を発売すると発表しました。

差し引き2万５千円なら、かなり高級な所にも泊まれそうです。使えるのは、9月1日(火)～2021年2月28日(日)の期間です。

対象となるのは、玉名市内の１７施設。司ロイヤルホテルや、那古井館、八芳園なども含まれています。

草枕温泉てんすい付近から望む夕日

１枚千円で５千円の宿泊割引

１枚のクーポンで、宿泊施設で５千円以上の支払いをする際に使用できます。また、新玉名駅構内にある「観光ほっとプラザたまララ」で使える千円分のお土産クーポンがもらえます。

つまり千円の買い物で、５千円分のプレミアムが付いてくるということです。

１人５枚まで購入でき、市内のホテルや旅館１７施設の宿泊や食事に２０２１年２月末まで使える。５千枚限定で、販売は１０月３１日まで。玉名市の公式観光案内サイト「タマてバコ」に掲載する特設サイトで購入できる。（2020年8月28日付熊本日日新聞）

購入開始時間にログインしてみると

「玉名に泊まろう！プレミアム付き宿泊クーポン券」と銘打って、9月1日午前10時からネットのみで受け付けが始まりました。

こういった人気サービスの申し込みでは、サーバーが落ちるなどのトラブルがよく発生します。運営サイドも当然予想して準備はされるでしょうが、混乱が起きるかもしれないので、10時ちょうどにアクセスしてみました。

今回は、申し込み画面まで、問題なく進むことができました。

しかし、私の場合、以下のような理由から結局申し込むのは断念しました。

1　旅館を指定した上で、先にクーポンを購入しなければならない

2　１枚ずつしか購入できないので、５枚購入している間に宿泊予約が埋まっているかもしれない

３　雰囲気の良い温泉旅館は1人での宿泊を受け付けていない（笑）

予想通りの大人気ですぐに完売

10分もすると、老舗旅館の「山もみじの宿　八芳園」の受け付けが終了しました。午前中のうちには、一部ビジネスホテルなど数件を除いて、売り切れてしまいました。

キャンペーンの申し込み期間は10月31日までですが、初日の１時間で勝負はつきました。

前もってホテルの予約をしておいて、キャンペーンに申し込む手もありますが、今度はそこのクーポンが取れない恐れが出てきます。

観光キャンペーンは一人には辛い

正直な感想として、一人で申し込むには使い勝手が良くありませんでした。今回1番のネックだったのは、ほとんどの温泉旅館の部屋が2人部屋からしかなく、そもそも1人では泊まれないということです。

一人でも泊まれるような所は宿泊料金も安く、あまりキャンペーンのメリットを受けられないし、あえてビジネスホテルに泊まるのも…

かといって、友人と連絡を取り合いながら日程調整をしながら申し込むのは時間的に難しい。こういったキャンペーンに向いているのは、ホテルの予約が空いている日に自由に日程を調整できる、高齢者夫婦などでしょうか。

「早く、自由に旅行ができる身分になりたいなあ」と思った1日でした。