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楽しむなら「指定席の方がお勧め」と聞いて…
熊本では6年ぶりとなる木下大サーカスが公演中です。前回は仕事が忙しかったこともあり、残念ながら行けませんでした。サーカスと聞くと子どものころに読んだ江戸川乱歩の「サーカスの怪人」や「地獄の道化師」が頭に浮かびます。
怪人二十面相は実はサーカス団員の出身って知ってましたか?怪しい雰囲気にワクワクしてきます(実際のサーカスは全然怪しくないと思いますが)。
今回は事前に指定席もしっかり押さえ、満を持して会場に向かいました。開催期間は11月29日までで、主に木曜日と水曜日の一部が休演です。公演時間も曜日によって違うので注意しましょう。日曜日の指定席を購入しました。
入場券だけでは、自由席にしか座れません。指定席や特別自由席は追加して指定席の予約が必要です。ちょうど、JRの切符のシステムに似ています。
6年前の公演に行った人に、どの席がお勧めかを聞いたところ、「とにかく前に座った方が見やすい」ということでした。サーカスを観る機会は人生でもそう何度もないでしょうから、奮発して正面の一番前のリングA席にしました。
■入場券(自由席)
区分 | おとな(高校生以上) | こども(3歳~中学3年生) |
前売券 | 2700円 | 1700円 |
当日券 | 3000円 | 2000円 |
■指定席・特別自由席
席の種類 | 料金 |
リングサイドA席(指定席) | 2,200円 |
リングサイドB席(指定席) | 1,800円 |
リングサイドC席(指定席) | 1,500円 |
ロイヤルブルー席(指定席) | 1,500円 |
ロイヤルイエロー席(指定席) | 1,200円 |
特別自由席※ | 800円 |
※特別自由席券800円は当日会場でのみ販売。
※「チケットぴあ」「ローソンチケット」「イープラス」「セブンチケット」で前売指定席券を取り扱い。(観覧日の4日前には発売締め切り)
※指定席券は、当日会場でも販売。
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土日や祝日は駐車場が大混雑、公共交通機関を利用した方が良い場合も
サーカス会場は、嘉島町のイオンモールの駐車場に設置されたテントです。かなり広いスペースですが、サーカスがなくても大型商業施設は混雑します。主催者も公共交通機関での来場を進めているくらいなので、今回は念のためバスで行くことにしました。
ただ、心の準備をして早めに行けるのであれば、自家用車でもいいかもしれません。
交通センターから発車するイオンモール行きは、5番乗り場の熊本バスです。渋滞していなければ、30分で到着します。
とにかく時間には余裕を持って行こう
ふだん、イオンモールに行くことがないこともあって、サーカス会場がどこなのか最初戸惑いました。バスの発着場からは、サーカスのテントは見えません。かといって、サーカス会場への案内矢印みたいなものもないので、事前に場所を知っておいたほうが良いでしょう。
バスは下の地図でいうとイオンシネマ熊本の前辺りで発着します。サーカスのテントは、右下の温泉施設「嘉島湯元水春」の前あたりですので、歩くと少しかかります。開園時間前ぎりぎりにならないようにしましょう。
特に自家用車で行こうと思っている人は、公演開始時間に十分な余裕を持っておいた方がよいです。駐車場はほぼ満車状態でした。直前に着くと焦ることになるかもしれないので、公演時間より早めに着いて、食事をしたり買い物をするぐらいが良いでしょう。
臨時駐車場からシャトルバスも
土日祝日は混雑するので、 臨時駐車場が開設されます。サーカスのテント前から、臨時駐車場へのシャトルバスも出ていました。
開園時間の前になると、行列ができていました。写真は指定席の列です。
開園すると行列はスムーズに流れました。やがてテントの入り口です。
テントの全体はこんな感じ。
超満員というほどではなかったけど、ほぼ満席
日曜日ということで、中は大混雑かと予想していましたが、自由席の最も奥の部分(恐らく一番見にくい場所)に少し空席がある感じでした。指定席の人の入場が終わってから、自由席の人を入れていたようです。
リングA席は、背もたれがある一つ一つ独立した席でした。自由席はベンチのような長椅子みたいな感じです。小さなお子さんには、スタッフが底上げするクッションみたいなものを用意してくれていました。
公演は二部構成
当然ですが、サーカスの公演自体の撮影は禁止されています。写真が載せられないのが残念です。
熊本に笑顔と感動を 木下大サーカス開幕(熊本日日新聞)
初回公演は約2千人の観客で満席。ホワイトライオンやゾウのショー、空中ブランコ、空中大車輪など、迫力のステージの数々に、観客から拍手と歓声が沸き起こった。
出し物は前半と後半に分かれています。前半と後半の間に20分間の休憩があります。後半の最初が一番の見せ場のホワイトライオンショーです。休憩時間を使って、全体を囲う檻が設置されました。いくら人に慣れているとはいえ、ライオンですからね。
8頭のライオンが、まるで良くしつけられた犬のように調教師の言う事を聞きます。台の上にちょこんと座ったり、2本脚で立ったり。今回は、輪くぐりみたいな芸はありませんでした。
調教師が、鞭でライオンを打ったり、手で腹を触ったりするのを見て、ライオンが怒って暴れないかずっとハラハラしていました。
動物ものでは、シマウマ4頭がきれいに整列して円形のステージの中をぐるぐる回ったり。象は鼻で輪っかを回したり、2本脚で立ったり、鼻に人を乗せたり。よくここまで動物を調教したものだと感心しました。
両端に直径2mの金属の輪っかが2つ付けて回転する空中大車輪は、最高点で地上15mに達します。輪っかに入った2人のパフォーマーが、ぐるぐる回る輪っかの中でバランスを取りながら自由に動き回り、見ごたえがあります。
大きな丸い鳥かごのような網の内側で、2台のオートバイが遠心力で縦に横にとぐるぐる回るショーも、ぶつかりやしないかと終始ハラハラ。このほか、人体消失などのマジックや、良く落とさないジャグリングもありました。
最後の出し物はサーカスの定番の空中ブランコです。サーカスといえば定番なので大体イメージ通りの演技ですが、目の前で観るとやはり迫力が違います。
本当に多彩な出し物が続々です。出し物の準備中はピエロが会場の観客と絡んで時間をつなぎ全く飽きさせません。
仮設トイレは結構充実
前半と後半の間の休憩時間は20分でした。仮設トイレですが、女子トイレの数も多く、行列はできていたものの休憩時間にトイレが終わらないほどではなさそうでした。また、売店でたこ焼きやフライドポテト、ビールや飲み物なども販売していました。
空中ブランコが体験できる!
ところで、木下サーカスが、11月10日の公演で、空中ブランコを体験してみたい人を募集しています。体重60キロまでだそうなので、自分は申し込めません。そうでなくても怖くて無理ですが。
興味がある人は応募してみてはどうでしょうか。申込みの締め切りは11月3日です。
空中ブランコ挑戦しないか 11月10日、出演者募る(熊本日日新聞)
熊本県嘉島町のイオンモール熊本特設会場で開催されている「木下大サーカス」の熊本公演事務局は、11月10日の1回目の公演(午後1時~)で、観客による空中ブランコ体験を企画しており、希望者を募っている。
(追記)空中ブランコ体験には大学生が挑戦
その後、空中ブランコ体験には、サーカスが大好きで6回も公演を見たという大学生が公募で選ばれました。残念ながらチャレンジは失敗でしたが、観客から拍手が送られました。
空中ブランコ、夢の一発勝負 公募選出の大学生が挑戦(熊本日日新聞)
嘉島町のイオンモール熊本特設会場で開催中の熊本地震復興祈念「木下大サーカス熊本公演」で10日、公募で選ばれた大学生の奥村遥輝さん(23)=熊本市南区=が空中ブランコに挑戦した。一度きりのチャンスは失敗に終わったが、観客から温かい拍手が送られた。
来場者5万人を突破
10月5日で来場者が5万人を突破したそうです。
来場者5万人を突破 木下大サーカス(熊本日日新聞)
嘉島町のイオンモール熊本特設会場で開かれている熊本地震復興祈念「木下大サーカス熊本公演」の来場者が6日、5万人を突破した。
来場者10万人を突破
10月23日についに10万人も突破しました。
来場者10万人突破 木下大サーカス熊本公演(熊本日日新聞)
嘉島町のイオンモール熊本特設会場で開催中の熊本地震復興祈念「木下大サーカス熊本公演」の来場者が23日、10万人を突破した。
ついに20万人も突破
来場者が11月24日、20万人を突破しました。
木下大サーカス、来場者20万人突破 ゾウも祝福(熊本日日新聞)
熊本県嘉島町のイオンモール熊本特設会場で開催中の熊本地震復興祈念「木下大サーカス熊本公演」の来場者が24日、20万人を突破した。
まとめ
とにかく、次から次に多彩な出し物が繰り出されて、息つく暇もありません。ディズニーランドやUSJのような体験型の施設とはまた違った、純粋に見て楽しむショーです。
サーカスが熊本に来るなんてなかなか機会がないと思うので、この機会に多少無理してでも観に行くことをお勧めします!
ついにフィナーレ
11月29日、惜しまれながらもフィナーレを迎えました。期間中、約22万人が入場しました。
元気届けた夢舞台フィナーレ 「木下大サーカス」熊本公演(熊本日日新聞)
熊本県嘉島町のイオンモール熊本特設会場で開かれていた熊本地震復興祈念「木下大サーカス熊本公演」が29日、閉幕した。9月15日から60日間の公演で、21万7480人が入場。ホワイトライオンのショーなど、多彩なパフォーマンスで熊本を元気づけた。
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