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旧国鉄矢岳駅の駅長官舎と、離れの古民家をリノベーションした宿泊施設「クラシックレールウェイホテル」が2019年8月2日にオープンしました。
ホテルは、宿舎を「星岳[ほしたけ]」、離れを「月岳[つきたけ]」と名付け、定員は各4人です。
2019年1月、大畑駅を訪れたついでに、矢岳駅にも足を伸ばしてみました。大畑駅から矢岳駅までは、くねくねとした山道を走り、30分程度かかりました。
国道からの行きやすさを比べると、大畑駅より矢岳駅のほうがよりたどり着くのは大変です。ただ、駅前にはちょっとした集落が開けていました。明治時代後半の鉄道が開通後にできた集落だそうです。
矢岳駅が見えてきました。
明治42年に建てられたという古い駅舎です。
大畑駅と違って駅舎に名刺を貼る習慣はないようでした(笑)。
使われることはないであろう、線路が秘境駅の情緒をかきたてます。かつて肥薩線が鹿児島本線だった明治・大正時代には、ここも活気が溢れていたのでしょうか。
かつては急行停車駅だった矢岳駅も現在は単線ホームになっています。
駅前にはSL展示館がありました。
D51(デゴイチ)が展示してありました。
ホテルは旧矢岳駅駅長官舎および、離れの古民家を改装しました。駅のすぐ近くではなく、少し離れた集落の中にあります。
矢岳駅前から望む集落です。その中にホテルがあります。
2019年7月26日、8月2日のオープンを前に報道関係者向けの内覧会が開かれました。
宿舎は1909年建築の木造平屋(床面積102平方メートル)で、国の登録有形文化財。隣接地には2001年に建てられた離れ(66平方メートル)がある。(中略)ホテルは、宿舎を「星岳[ほしたけ]」、離れを「月岳[つきたけ]」と名付け、定員は各4人。JR人吉駅でチェックインし、矢岳駅でチェックアウトする。(2019年7月27日付熊本日日新聞)
宿泊は当面、週末に星岳のみ受け付けます。料金は1泊1人4万円(3人目から3万円)。
ホテルの外観です。
建物までは近づけませんでした。
近所の住民の方によると、県外からの宿泊客が多いとか。夕食は矢岳駅からJRに乗って、隣接する大畑駅まで移動し、LOOPで食事を取り、帰りはタクシーが送迎するそうです。
周辺はいわゆる限界集落でお店もありません。宿泊しても、会話を楽しむしかなさそうです。これはこれで、最高の贅沢なのかもしれません。
問い合わせ TEL080(2131)3663。
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