熊本空港への移動はリムジンバスよりJR「肥後大津駅」乗り換え+無料空港ライナーがお勧め

スポンサードリンク

熊本市中心部と熊本空港(阿蘇くまもと空港)の移動にはJRが便利

熊本市中心部と熊本空港(阿蘇くまもと空港)の間の移動には、主に次の手段があります。

  • 空港リムジンバス安いが渋滞が心配
  • タクシー手軽だが運賃はかかる
  • 自家用車+空港周辺の駐車場渋滞と駐車場が心配

空港リムジンバスは熊本駅から約1時間(800円)、交通センターから50分(730円)です。運賃は安いが、熊本市内の渋滞に巻き込まれる恐れがあります。タクシーも、それなりに運賃がかかります。料金計算サイトによると7000円くらいはかかるようです。

熊本在住なら、自家用車での移動も便利です。空港駐車場1日最大800円で停められるので、数日間ならそれほどの負担になりません。送迎付きの民間駐車場ならもう少し安くなります。ただ、熊本市内の渋滞や駐車場の空きなどを気にしなくてはなりません。

そこで、熊本市内と肥後大津駅の間はJR豊肥線で移動し(熊本駅まで460円)、肥後大津駅から熊本空港までは無料の空港ライナーで移動する、渋滞知らずの移動手段を紹介します。

・JR肥後大津駅で乗降+空港ライナー定時運行で運賃も安い

空港ライナーとは

空港ライナーは、熊本県が阿蘇くまもと空港を活性化するため、2011年10月から試験運行を始め、2017年4月から本格運行になりました。運行は地元のタクシー会社3社でつくるグループが請け負い、費用は熊本県と大津町、熊本空港ビルディング、JR九州が負担しています。

試験運行を始めた当初は、地元のタクシー業者の反発もあったようですが、存在が知られるにつれて年々利用者が増えています。

空港ライナーがなかったころは、タクシーで肥後大津駅から空港まで移動したこともありました。無料で利用できて、本当にありがたいです。

空港ライナーが発着するのは肥後大津駅の南側口

肥後大津駅はかつては北側にしか入り口がありませんでしたが、現在はアクセスが向上して空港側の南側に出口ができています。ホームから見ると左側になります。列車が接近すると、遮断器が降りて線路を横断しての南北の移動ができなくなりますので、出口を間違わないようにしましょう。

肥後大津駅ホーム

空港ライナーが発着する南口へは、ホームを降りて左側へ。

乗り場は駅の南側出口を出てすぐ

空港ライナーの乗り場は、改札口をまっすぐ出た正面にあります。

肥後大津駅前乗り場

待合室も整備されています。

空港ライナー待合室

空港までの所要時間は約15分

空港ライナーは、9名定員の専用ジャンボタクシーで運行しています。満車時には、小型のタクシーが応援便としてすぐに手配されるので、次の便を待つことなく乗車できます。(10分程度待つことがあります)

肥後大津駅発の時刻表はこちら。熊本空港発の時刻表はこちらです。事前に自分が搭乗する飛行機の便を確かめてから、空港ライナーの時刻も調べておきましょう。

空港ライナー

空港から熊本市内への移動は「リムジンバス」が早い場合も

熊本空港の正面出口を出て、左側を見るとバス停が4つ並んでいます。空港ライナーは一番遠い4番乗り場に発着します。

きっぷ売り場とバス乗り場

空港前乗り場

空港ライナーが発着する4番乗り場

空港ライナーは価格が安くて渋滞に巻き込まれないというメリットがある一方、必ずしも飛行機やJRの時間との接続がぴったりではありません。場合によってはかなりの待ち時間になります。飛行機の時間が気にならない、帰路の場合はリムジンバスが先に発車するのならそちらを利用した方が良い場合もあります。

リムジンバスの発着は1番乗り場になります。時刻表はこちらです。

空港前バス乗り場群

リムジンバスに乗る場合は、事前に切符を購入できます。車内では千円札しか両替できません。

きっぷ売り場

空港駐車場は週末は満車状態!?

空港ライナー派なのですが、久しぶりに自家用車で空港駐車場に駐車しました。すると、早朝なのにかなりの車が停まっていました。

空港駐車場

駐車料金の清算所にも「毎週末満車状態」「出来る限り公共の交通機関をご利用ください」との注意書きがありました。

公式HPで混雑予想カレンダーも紹介しています。

将来的には、JR延長やモノレールの議論も

熊本日日新聞によると、リムジンバスは朝夕の混雑時を中心に遅延や乗客の乗り残しが慢性化しているそうです。現実的には費用がかかりすぎて、簡単には実現しそうにありませんが。

もしJRの新線が整備されれば、かなり便利になります。

県は改善の選択肢として▽JR豊肥線の分岐・延伸▽熊本市中心部からのモノレール敷設▽熊本市電の延伸▽道路整備、などを想定。利用者数や事業費、定時性、所要時間などの比較検討を進めている。

熊本県の試算によると、事業費は、現時点の概算でJR豊肥線延伸が300億~400億円、モノレール新設が2千億~3千億円、熊本市電延伸が200億~300億円ということです。

 

 

まとめ

空港ライナーとJRを利用すると、価格が安くて渋滞に巻き込まれないというメリットがあります。いっぽうで空港ライナーは飛行機とJRの時刻にぴったり接続しているわけでもありません。場合によっては予想外の待ち時間が発生することもあります。またJRが人身事故などで運休する場合もあります。大事な出張や旅行の際には、時間に余裕を持って行動しましょう。

熊本市内から利用する場合、行きは空港ライナー、帰りは空港ライナーまたはリムジンバスの先に発車する方に乗る、というのがスムーズかもしれません。

阿蘇くまもと空港へのアクセスは空港ライナーが好調 熊本県はJRを三里木駅から延伸する構想

熊本空港ライナーをPR JR豊肥線と鹿児島線で特大フィルムを張った電車が運行開始 


スポンサードリンク

運営管理者数多(かずた)

投稿者プロフィール

このサイト「くまニッチ」を立ち上げ、運営・管理しています。

関連記事

コメント

カレンダー

2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
ページ上部へ戻る