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熊本市の老舗うなぎ店・東浜屋 本店の謎メニュー「ひまつぶし」の意外な真実とは!

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熊本市の銀座橋に続く通り沿いにあるうなぎ専門店『東浜屋 本店』。

このお店の外壁に掲示してあるメニューの中にすごく気になる料理名を発見!

その料理が「ひまつぶし」です。

うなぎというとひつまぶしが有名ですが、こちらのお店のメニューはひまつぶし。

メニューを書くときに間違ってそのままにしているのか、はたまたちょっとした冗談なのか、それともまったく別の理由があるのか……気になってしょうがありません。

ということで、今回は東浜屋 本店を実際に訪問して、ひまつぶしの謎を解明してきました!

では、いってみましょう!

 

東浜屋 本店は熊本市の銀座橋通り沿いにあるうなぎ屋さん

今回、謎を解くことになった『東浜屋 本店』は、熊本市中央区九品寺1丁目にあるうなぎ専門店です。

銀座橋通り沿いにあるので分かりやすいです。

東浜屋近くの看板

この黄色い看板が目印です。

 

東浜屋の外観

店舗外観には木材も使われており、古民家のような雰囲気です。

 

東浜屋の看板

お店の看板もいい味わいを出しています。

 

公共交通機関でお越しの際は、九品寺一丁目のバス停で下車。そこから歩いて1分ほどです。

東浜屋の駐車場案内

駐車場はお店から少し離れた場所にあり、3台分用意されています。お車でお越しの際はそちらをご利用ください。

 

メニュー「ひまつぶし」について

お店の壁面にあるメニューをあらためて見てみましょう。

東浜屋のメニュー

よく見てください!一番上に「ひまつぶし」と書かれていますよね。

他のメニューは普通のうなぎ料理なのに、これだけなぜか「ひつまぶし」ではなく、「ひまつぶし」と書かれているんです。これは気にならないわけがありません!

間違ったままにしているのか、冗談なのか、はたまた別の理由があるのか……その謎を解明すべく、店内に入ってみました。

 

「ひまつぶし」は間違いや冗談ではなかった!

店内は、木のぬくもりを感じる落ち着いた空間となっています。

東浜屋の店内

店舗は2階建てになっており、1階は掘りごたつの座敷席、2階は広間の座敷席となっています。

店内に入った時はまだランチ時間前だったのでお客さんはいませんでしたが、時間が経つにつれお客さんが増えてきました。かなりの人気店なんですね。

和風な雰囲気ですが、店内にはビートルズの音楽が流れており、ちょっと不思議な感じもしました。

 

東浜屋のメニュー

店内にあるメニューを見てみても、やはり「ひまつぶし」と書かれています。これはやはり気になります。

 

ということで、早速、お店の方に聞いてみました。そうすると、意外な事実が……

なんと「ひつまぶし」は商標登録されているそうです。愛知県名古屋市にある株式会社蓬莱軒(あつた蓬莱軒)の登録商標だそうです。そのため、東浜屋では「ひつまぶし」という名前を使わず、「ひまつぶし」という名前を使っているのだとか。

これは意外でした。「ひつまぶし」は一般的に使われている名称ので、まさか商標登録されているなんて思わないですからね。

ただ、ウィキペディアによると、やはり一般名称であるため、商標登録されているとはいえ効力はそれほど強くないようです。

世の中にはひつまぶしという名前で提供しているお店がたくさんありますが、そんななかでも違う名前を使われている店長さんには律儀さを感じます。

 

いざ「ひまつぶし」を実食!

ひまつぶしの謎が解明できたところで、やはりここは実際に味わっておかねばですね。

ひまつぶしのメニューは上5,200円4,500円(いずれも税込み)の2種類ありますが、今回は4,500円のほうをいただきました。

東浜屋のひまつぶし

こちらがひまつぶし一式となります。メニューは「ひまつぶし」ですが、実際に出てくる料理は「ひつまぶし」です。(当然ですが)

小鉢肝吸い漬物薬味出汁がセットになっています。

 

東浜屋の茶碗蒸し

この日の小鉢は茶碗蒸しでした。中には、銀杏、しいたけ、ほうれん草、鶏肉が入っています。

だしの風味と、卵の優しい味わいを感じます。

 

東浜屋の肝吸い

肝吸いにはうなぎの肝がしっかり入っているのがわかりますね。

だしの風味が感じられ、肝はやわらか食感。濃厚な旨味も感じます。

 

東浜屋のひまつぶし

そして、メインのひまつぶし。ふっくらと焼き上げられたうなぎが見た目からもおいしそうです!

 

ひつまぶしは、「まずはそのまま」「薬味をのせて」「お茶漬け(出汁をかけて)」の3段階の楽しみ方ができる料理です。

ということで、まずはそのままでいただいたあと、薬味をのせていただきます。

東浜屋のひまつぶし

ご飯にはしっかりタレが染み込んでいます。釜でたかれているので、おこげもついています。ご飯だけでもおいしそうですね。

東浜屋のひまつぶし

ご飯とうなぎを別の器によそい、薬味をトッピング。

うなぎはふんわりと焼き上げられており、身の部分はやわらか食感、皮目はパリッとした食感です。甘辛いタレがうなぎの旨味との相性バッチリ。うなぎの食感と風味を感じていると、幸せな気分になります。

ご飯にもタレがしっかり染み込んでいるので、これだけでいくらでも食べられそうです。

薬味と一緒に食べると、違った食感や風味が加わります。

 

東浜屋のひまつぶし

そして、最後にこちらの出汁をかけていただきます。

東浜屋のひまつぶし

出汁を器に注いでいきます。出汁とタレが混ざり合って、また違う味を醸し出しそうです。

東浜屋のひまつぶし

出汁をかけ終わりました。では、いただいてみます!お茶漬けなので、うなぎ、ご飯、薬味を一緒に口の中に。

出汁とタレが混ざり合って、先ほどとはまた違った味わいです。うなぎも先ほどよりはやわらかくなっているような。

料金はお高めですが、うなぎを存分に味わえました。

東浜屋のひまつぶし、とても美味しかったです!

 

平日のランチ時には鰻丼(税込み1,830円)も用意されています。

東浜屋の鰻丼

鰻丼にはお吸い物と漬物がついてきます。

東浜屋の鰻丼

ひまつぶしに比べうなぎの質は落ちますが、こちらもふわっとした食感に焼き上げられています。

東浜屋の鰻丼

タレもしっかり染み込んでいます。

ひまつぶしにはちょっと手を出せないという人は、こちらの鰻丼をいただいてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ 〜 ひまつぶしは意外な理由での名称変更だった

今回は、熊本市中央区銀座橋通り沿いにある東浜屋 本店の「ひまつぶし」の謎を解明すべく、実際にお店に行ってきました。

その謎は解けましたが、「ひつまぶしが商標登録されているから」という意外な理由に驚きでした。

冗談ではないかとちょっと期待していましたが。

ともあれ、名称は異なりますが、一般的なひつまぶしで、ふっくらとしたうなぎの食感はおすすめです。

熊本市内にはうなぎ専門店が多くありますが、その中でもひつまぶしをいただけるお店はそれほど多くはありません。

うな重や鰻丼とは違った食べ方のひまつぶし(ひつまぶし)を、東浜屋 本店で味わってみてはいかがでしょうか。

 

東浜屋 本店 ~ 店舗情報

基本情報

店名東浜屋 本店
住所熊本市中央区九品寺1丁目16-15
電話番号096-361-1116
営業時間月曜~土曜:11:00~14:00、17:00~21:00
定休日日曜
席数40席[1階16席座敷(掘りごたつ)、2階24席広間(座敷)]
予約可否予約可
駐車場3台
ホームページhttps://higashihamaya.jp/

 

マップ・アクセス

 

熊本バス / 九品寺一丁目バス停より徒歩1分
熊本都市バス / 労働会館入口バス停より徒歩3分
熊本市電2系統 / 九品寺交差点電停より徒歩7分
熊本市電2系統 / 水道町電停より徒歩7分
熊本市電2系統 / 交通局前電停より徒歩9分

※記事内の情報は掲載当時のものです。

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  • 記事を書いたライター
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グルメや観光情報、おすすめスポットなどを紹介している『ぐうの日々もろもろ』を運営。熊本日日新聞社が発行しているフリーペーパー「くまにちすぱいす」にもグルメ記事を寄稿中。

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