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【熊本城下町散策シリーズ~古町エリア編⑩】加藤清正公が築いた川端町、古桶屋町をぶらりと散策してみた!

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熊本市の有名観光地の一つ「熊本城」。

熊本城を築城した加藤清正公は現在の熊本の基盤を造り、熊本の人からは「せいしょこさん」の呼び名で親しまれています。

その加藤清正公が熊本城築城とともに行ったのが城下町の整備でした。

この城下町は現在、どのような姿になっているのでしょうか。

そんな城下町を巡る「熊本城下町散策シリーズ」。

第八回目となる今回は、加藤清正公によって築かれた城下町「古町」エリアの一角、川端町古桶屋町を訪ねてみました。

碁盤目状の町割りと寺院が織りなす独特の景観で知られる古町エリア。

その中で2つの町を散策しながら、その歴史と現在の姿をご案内します!

 

加藤清正公が築いた城下町と古町について

熊本城の築城と共に整備された城下町です。

加藤清正公は1601年から熊本城の改築に着手し、城下町の整備も進めました。

その際、「新町」と「古町」、2つの城下町を造りました。

新町は熊本城の正面にあたり、5つの城門に囲まれた城内町で、短冊形の町割の中に御家中の武家屋敷と町人町が混在していました。

古町は熊本城の南側に位置する由緒ある地域で、火事による延焼防止および有事の際の軍事拠点として碁盤目状の中心に寺を配した「一町一寺(いっちょういちじ)」の町割の中に、坪井川の荷揚げ場を有する問屋が軒を連ね、物流の拠点として発展しました。

 

一町一寺の町割について

古町エリアの特徴的な都市計画として「一町一寺」が挙げられます。

これは一つの町内に必ず一つのお寺を配置するという、加藤清正公の独特な考えに基づいた町づくりです。

この制度により、お寺は地域コミュニティの中心として機能し、防災や教育の役割も担っていました。

 

川端町、古桶屋町について

川端町はその名の通り川のほとりにある町です。近くには、白川という大きな川が流れています。

古桶屋町の案内板

古桶屋町も名前にあるように、桶などを作る木工細工師が住んでいた町です。

この2つの町は、南北に並んでいます。

マップ

川端町はこのエリアになります。

古桶屋町はこのエリアになります。

 

いざ、川端町、古桶屋町を散策!

まずは川端町からスタートです。

どちらの町もそんなに広くないエリアなので、数分で散策できます。

川端町から見た細工町

河端町のお隣は細工町です。町の境界線はこのあたりです。こちらは、川端町から見た細工町を見た風景。

細工町は以前散策していました。


 

細工町から見た川端町

そして、細工町側から見た川端町の風景がこちら。

では、ここから散策開始といきましょう!

熊本市電の祇園橋電停

河端町の境目には、熊本市電の祇園橋電停があります。

川端町はほとんどが住宅街となっていて、お店は数件しかありません。(後ほど「お店紹介」のコーナーでご紹介します)

川端町の風景

駐車場とマンションなどの住宅が広がっています。

 

川端町の風景

少し進んでいったところには、不動産や衣装レンタル店があります。

 

川端町と古桶屋町の境目

そして、もう少し進んでいくと、古桶屋町との境目となります。このあたりが境界線です。

 

ここから古桶屋町に入っていきます。

町に入ってすぐのところにお寺がありますが、こちらは後ほど「お寺紹介」のコーナーでご紹介します。

古桶屋町は狭いエリアで、1分も歩かないうちにお隣の西阿弥陀寺町に着きます。

古桶屋町と西阿弥陀寺町の境界

このあたりが古桶屋町と西阿弥陀寺町の境界線です。

西阿弥陀寺町も以前散策していました。

 

西阿弥陀寺町から見た古桶屋町

逆側から見た風景がこのような感じ。

 

ということで、川端町と古桶屋町を散策してきました。

川端町が川のほとりにあるということ以外は、地名の由来となったものは残っていませんでした。

 

万町にある「一町一寺」のお寺

今回散策したエリアには、古桶屋町に「普賢寺(ふげんじ)/浄土真宗」があります。

普賢寺

このお寺は、古桶屋町のほとんどを占めています。

普賢寺の門

お寺の門からはかなり歴史を感じます。

普賢寺の案内板

一町一寺のお寺には案内板が設置されています。

案内板によると、このお寺は浄土真宗の教えを熊本の地に最初に伝えた寺院の一つだそうです。

お寺を建立した道了法師(どうりゅうほっし)が、室町時代の永正13年(1516)に菊池の泗水にこの寺を建立しました。

その後、加藤清正公の求めで、慶長10年(1605)にこの場所に移転したそうです。

西南戦争により一度焼失していますが、昭和7年に紺屋町(こうやまち)にあった本堂を現在の場所に再建したそうです。

このお寺は、熊本の民謡「おてもやん」の舞台にもなっているそうです。

普賢寺の参道

本堂までまっすぐ参道が続いています。

普賢寺の本堂

かなり立派な本堂です。

マップ

住所:熊本市中央区古桶屋町44

 

 

川端町、古桶屋町にあるお店など

今回散策した川端町、古桶屋町にあるお店などを紹介します。

富士ビーエス商会

川端町のちょうど中間に位置する自転車屋です。

富士ビーエス商会の店舗外観

近くに自転車屋が少ないため、このお店に来店されるお客さんも多いようです。

店舗情報

店名富士ビーエス商会
ジャンル自転車屋
住所熊本市中央区川端町6-4

電話番号

096-352-1067

営業時間

9:00~19:00

定休日

木曜

マップ/アクセス

熊本市電A系統 /  祇園橋電停より徒歩1分

 

川端町、古桶屋町散策 ~ まとめ

今回は、加藤清正公が築いた城下町「古町エリア」の中から川端町、古桶屋町を散策しました。

古町エリアの中でもかなり狭いエリアだったため、そんなに時間をかけることなく散策できました。

川端町は名前の通り、現在も川のほとりにありますが、古桶屋町は名前の由来となった木工細工のお店はありませんでした。

そんななか、普賢寺は古町エリアの中でも特に歴史を感じるお寺で、ここにだけ城下町の歴史を感じました。

 

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