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皆さんは列車に乗る際、事前に乗車するホームを確認していることでしょう。特にホームが多い駅だと、事前に確認しておかないと、自分が乗りたい列車に乗れない可能性もあります。
ただ、ホームが2つしかない場合は上りと下りでホームが分かれていると思い、自ずと利用したい方面のホームで待つのではないでしょうか。
しかし、今回紹介するJR平成駅では、そう思い込んでいると大変なことになるかもしれません。乗車する際にはちょっと注意が必要な駅なんです。
この記事では、どんなことに注意すればいいのか、JR平成駅の構造などを含めて紹介していきます!
JR平成駅について

今回紹介するJR平成駅は、JR九州の鉄道路線・豊肥本線にある地上駅です。
駅から歩いて8分ほどのところにはサウナーから”西の聖地”と呼ばれている温泉施設「湯らっくす」があるため、全国各地のサウナファンが利用する駅でもあります。

週末になると、たくさんのサウナーが集まる「湯らっくす」。

駅のホームは一般道から階段を上ってすぐのところにあります。ちなみに、駅のホームへの入り口はこの一カ所のみです。
列車には当然ながら、事前に購入した切符か交通系ICカードを使って乗車します。

切符はホーム上にある券売機で購入可能です。
ただ、改札はないため(ウィキペディアでは有人駅とありますが、駅員さんはほとんどいません)、切符の場合、購入したあとは改札機に通す必要はありません。
ICカードの場合はホームに設置してある読み取り機にタッチします。

入場用のICカード読み取り機。階段を上ってすぐのところにあります。

現金チャージ機も設置してあるため、チャージ金額が足りない場合はこちらで入金できます。
また、列車を降りる際は、切符の場合は回収箱に投入、ICカードの場合は乗車時と同様に読み取り機にタッチします。

出場用のICカード読み取り機と切符回収箱。
駅のホームについて
平成駅には、1番線、2番線と2つのホームがあります。

写真右側が1番線、左側が2番線です。

入口、出口ともに1番線側に一カ所しかありません。
また、切符の回収箱、ICカードの読み取り機も1番線側にあります。
2番線側を利用する際は連絡通路を使って移動します。
しかしこのホーム、2つあるんですが注意が必要なんです。
平成駅利用時には乗車するホームに要注意!
なぜ注意が必要かというと、ホームは2つありますが、ほとんどの列車が1番線に停車するからです。
普通ホームが2つある駅では、上下線でホームが分かれていることが多いですが、この平成駅では上下関わらず1番線に停車する電車が多いんです。
それなのに、自分が乗りたい列車がどちらのホームに停車するのかを確認せずに、2番線で待っている人を見かけます。


特にこの駅を初めて利用する人は、ホームが2つあれば上下線で分かれていると思ってしまうでしょう。
間違えている場合は、1番線に来た列車に乗るために階段を急いで駆け上がり移動しなければならなくなります。
また、1番線に停車する列車が多いですが、2番線にも時々、停車することもあるため、ややこしいです。
平成駅を利用する際は時刻表のチェックを!
ほとんどの列車が1番線に停車しますが、2番線に停車することもあるため、自分が乗りたい列車がどちらのホームに停車するのかを事前に確認しておくことをおすすめします。
どの列車がどちらのホームに停車するのかは、駅に掲示してある時刻表で確認できます。

1番線ホームにある時刻表。

何も記載されていないのが1番線、2⃣と記載してあるのが2番線に停車する列車です。
水前寺・大津方面(下り)はまったくありませんが、熊本方面(上り)は2番線に停車する列車があるため、注意が必要です。
平成駅のホームはなぜ上下で分かれていないのか
では、なぜ平成駅には2つのホームがあるのに、1番線に停車する列車が多いのでしょうか。
ここからはあくまで推測ですが、その理由をちょっと書いてみたいと思います。
理由の一つは、豊肥本線自体にあると思われます。
豊肥本線は単線で、平成駅開業当時はホームは1つでした。この当時は電車交換ができませんでしたが、豊肥本線電化に伴い列車交換設備が増設され、2つのホームになりました。(上下で線路が2つに分かれている水前寺駅などは、開業当時から分かれていました)
ただ、増設されたホームはあくまでも水前寺・大津方面からの列車待避時に使用する待避線として使われています。
もともとホームは1つで、もう一つのホームはあくまで退避用ということで、現在も上下にかかわらず1番線が多く使われているのではないかと思われます。
また、改札が1番線側にあることを考えると、2番線は階段を上り下りしなければいけないため、1番線で乗降させたほうが乗客にとってもいいのではないかということもあるでしょう。
あくまで推測ですが、このようなことが考えられます。
平成駅から乗車する際はホームを確認しておきましょう!
この記事では、JR平成駅の乗車ホームについて、注意喚起の意味も含めて紹介してきました。
間違える人が多いからか、以前に比べて表示がわかりやすくなっていますが、それでも間違える人は後を絶ちません。
JR九州には電光掲示板を設置してもらうなど、もう少しわかりやすくしていただきたいものですが、ひとまずはJR平成駅から乗車する際は事前に時刻表でホームを確認しておくことをおすすめします!
ダイヤ改正で下りでも2番線停車の列車が!(2025年3月24日追記)
これまでの下り列車は2番線に停車することはありませんでしたが、JR九州が2025年3月15日に実施したダイヤ改正により、なんと下りも2番線に停車することになりました!

水前寺・肥後大津方面の15時台の列車に2⃣という表示が。
さらに詳しく見てみると

15時12分発 肥後大津行きの列車が2番線に停車することになっているのが分かります。

これまで下りの列車は1番線にしか停車していなかったため、時刻表の下に大きく注意書きもされていました。
ただ、肥後大津行きで2番線に停車することになったのは、この時間の1本だけ。
ではなぜ、この1本だけが2番線に停車することになったのでしょうか。それを調べるべく、この時間帯に平成駅で観察してみることにしました。

2番線で待っている列車には続々と乗客が乗り込んでいきます。
すると、なんとあの列車が通過していくではありませんか!

クルーズトレイン「ななつ星」です。めったに通過しないので見られるだけでも貴重です。車体がかっこいいですね!
そして、あっという間に通過していきました。
ななつ星の時刻表を確認したところ、平成駅を通過するのは毎週金曜日だけのようです。だから、この写真が撮影できたのは、かなり運が良かったと言えるかもしれません。
ななつ星が通過するのは金曜日だけなので、他の曜日は2番線で出発時間になるのをただ待つという状態になります。
これまで下りは2番線に停車しませんでしたが、今後は1本だけですが停車するものもあるため、下り列車を利用する人も少し注意が必要です。
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