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秋の日曜日、阿蘇方面への混雑状況は?
熊本地震では、長陽村の立野地区が大きな被害を受けました。阿蘇大橋が崩れ落ちたのは、その中でも一つの象徴的な出来事でした。
阿蘇大橋がなくなったため、南阿蘇方面へのアクセスが大変不便になっていましたが、今年8月末もう一つの長陽大橋ルートが開通しました。これで、南阿蘇方面へのアクセスが大幅に改善しました。
熊本地震以降、工事、観光、生活関連のすべての車がミルクロードに集中していたため、慢性的に渋滞が起きていました。長陽大橋ルートの開通で阿蘇市方面への車が分散されてミルクロードの渋滞が改善されたとの話を聞きました。
週末の日曜日に阿蘇市方面へ行く用事があったので、実際に走って混雑状況を確かめてみました(2017年)。
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まずはミルクロード経由、渋滞はなし
午前10時台。まずはミルクロード経由で阿蘇市へ抜けてみました。地震直後は大渋滞も起きていたルートですが、今回は地震前と同じような感じでストレスなく通り抜けることができました。
熊本地震から1年4か月かかって復旧した長陽大橋ルート
続いて、復旧した長陽大橋ルートです。用事を終えて午後4時ごろ阿蘇市を出発しました。赤水でミルクロード方面へ曲がらず、九州東海大学の阿蘇学舎方面へ向かいます。途中、地震で最も被害を受けた地域を通り抜けます。復旧が進んだとはいえ、あちこちに爪痕が残っていました。
長陽陽大橋を渡りながら車内から撮影してみました。
どちらを通っても時間は約20分
今回は、ルートが分散化されたためか、以前のような渋滞はせずストレスなく走ることができました。
Googleマップによると、国道57号線から分岐・合流する区間は、ミルクロード経由が約13キロ、長陽大橋経由が約18キロで、距離的にはミルクロード経由の方が短いです。
しかし、かかった時間はどちらも約20分でした。どちらも山間部の道とはいえ、外輪山を急カーブで抜けるミルクロード経由の方が時間がかかるようです。
どちらの道を通るにせよ、みんなでどんどん阿蘇方面を観光して復興を応援しましょう。
ライブカメラで事前チェックがお勧め
阿蘇方面の道路はライブカメラで渋滞を確認できるポイントも多いです。道路混雑状況は、その都度変わるので、どちらの道を通るかはスマホなどで事前に確認してから判断した方がよいでしょう。
長陽大橋ルートにカメラ 高森町が道路状況ネット配信(熊本日日新聞)
熊本地震で不通になり8月末に開通した熊本県南阿蘇村の長陽大橋ルート(村道栃の木立野線)に、隣の高森町が監視カメラを設置した。観光客や住民に渋滞や事故の状況を伝え安全や利便性を高めようと、7日から同町ホームページで24時間の画像配信を始める。
冬の阿蘇路は雪や凍結に注意を
冬本番を迎えた阿蘇地域で、熊本地震からの復旧が進む主要道や迂回路のリアルタイムの画像を、国土交通省熊本復興事務所のホームページで配信しています。今冬は長陽大橋ルートにもライブカメラを新設。スマートフォンなどで積雪や凍結、渋滞や事故の現状を確認できます。
冬場の橋の上は凍結しやすいので、運転には十分注意しましょう。
「安全、快適に通行を」 冬の阿蘇路をライブ配信 国交省がカメラ(熊本日日新聞)
冬本番を迎えた阿蘇地域で、熊本地震からの復旧が進む主要道や迂回[うかい]路のリアルタイムの画像を、国土交通省熊本復興事務所のホームページで配信している。今冬は長陽大橋ルートにもライブカメラを新設。スマートフォンなどで積雪や凍結、渋滞や事故の現状を確認できる。
南阿蘇を訪れる観光客の回復を後押し
2018年8月27日で、開通から丸1年を迎えます。寸断が続く国道57号や国道325号阿蘇大橋の迂回[うかい]路として、熊本都市圏からの交通アクセスが改善し、南阿蘇を訪れる観光客の回復を後押ししています。
2017年の観光客数は南阿蘇村が前年比30%増の393万8402人、高森町は同18%増の56万3975人で、両町村とも県道熊本高森線の俵山ルートや長陽大橋ルート復旧が増加の要因とみています。
まとめ
その後も、2つのルートを走る機会が何度かありました。県北方面から阿蘇に向かうのであれば、そのままミルクロードを通る方がアクセスしやすいかもしれません。
ただ、車酔いしやすい人や車の運転が苦手な人にとっては、長陽大橋を通るルートの方が、比較的安心して運転できるという感想を聞いています。
気分を変えるために、行きと帰りでどちらを通るか変えてみるのも良いかもしれません。
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