熊本のニッチなニュースや情報を紹介

観光

熊本市内を歩きながら天然地下水が飲める!街なかの親水施設を全部まわってみた

スポンサードリンク

熊本の夏は暑い……市内を観光で歩き回っていると、すぐに喉が渇いてしまいます。

そんなとき、熊本市内にはちょっと嬉しいスポットが点在しています。その名も「街なかの親水施設」。

蛇口から出てくるのは、なんと100%天然地下水(熊本市の水道水)。しかも無料で自由に飲めるんです。

以前、こちらの記事でも紹介しましたが、熊本市内の水道水はなんと天然の地下水でまかなわれているんです!

しかも単なる水飲み場ではなく、それぞれに熊本の歴史や文化にまつわるエピソードが隠されています。

この記事では、市内に点在する7か所の親水施設を、歴史ウンチクつきで一挙にご紹介します!

 

「街なかの親水施設」って何?まずはおさらい

街なかの親水施設は、九州新幹線の全線開業をきっかけに、熊本市が整備したものです。

日本一の地下水都市・熊本」を全国にアピールしようと、熊本駅から市中心部にかけてのエリアに順次設置されました。

飲める水はすべて熊本市の水道水=100%天然地下水。熊本市は政令指定都市の中で唯一、水道水のすべてを地下水でまかなっている都市です。

蛇口をひねればミネラルウォーター」というキャッチコピーそのままの水が、街なかで無料で飲めるわけです。

そして嬉しいのが、7か所すべてが市電の路線沿いに点在していること。1日乗車券(500円)を使えば、市電を乗り継ぎながら効率よくまわることができます。

呉服町一丁目と二丁目の境界

 

7か所を一挙紹介!街なかの親水施設めぐり

① 城見の水(手取本町・熊本城・市役所前電停)

城見の水

熊本市役所の建物のすぐ近くにある親水施設。市役所のすぐ目の前には熊本城の長塀坪井川が見えるため、これらを眺めながら冷たい地下水が飲める一番のロケーションスポットです。

城見の水の案内板

裏には案内板があり、熊本の水がなぜ天然水でまかなわれているのかについて紹介されています。

城見の水

城見の水には2つの水飲み場があります。下にある青いボタンを押すと天然水が出てきます。

城見の水

まさに「蛇口をひねればミネラルウォーター」です。

市役所前という好立地にありながら、石積みの風情ある施設で「お城」と「水」という熊本らしさが凝縮されています。

観光で熊本城を訪れた帰りに立ち寄るのにも最適。水を飲みながら石垣を眺めていると、なんだかタイムスリップしたような気分になれます。

  • 場所: 熊本市中央区手取本町
  • アクセス: 市電A・B系統「熊本城・市役所前」電停下車すぐ

 

② せんばの水(新町2丁目・洗馬橋電停)

船場橋のそばに位置するこのスポット。実はこのエリア、江戸時代には坪井川を利用した荷揚げ場として栄えた場所でした。

そして、「あんたがたどこさ 肥後さ〜♪」でおなじみの「肥後手まり唄」の発祥の地でもあります。

場所は、熊本市電の洗馬橋電停すぐ近くにあります。

せんばの水

施設には親子タヌキの銅像が設置されており、ほっこりした表情で出迎えてくれます。

せんばの水

湧水もあります。ただ、こちらの水は飲めません。

せんばの水の水飲み場

水飲み場はこの裏側にあります。こちらは蛇口をひねると天然水が出てきます。

水を飲みながら「ここで昔、子どもたちが手まりをついて遊んでいたのかな」と想像するのもいいですね。

  • 場所: 熊本市中央区新町2丁目
  • アクセス: 市電B系統「洗馬橋」電停下車

 

③ 城下町の水(西唐人町・新町電停)

城下町の水

薩摩街道の新三丁目御門跡そばに設置された親水施設です。すぐそばには、通潤橋で有名な石工・橋本勘五郎が熊本で最初に手がけた眼鏡橋「明八橋」が架かっています。

城下町の水

近くに看板があります。

石橋と坪井川の流れ、そして周囲の街並みがあいまって、城下町の風情がしっかり残るエリアです。

城下町の水

ここにも湧水が湧いています。

城下町の水

すぐ近くに水飲み場があります。こちらも蛇口をひねるタイプですね。

明八橋

この施設のすぐ向こうに明八橋があります。水を飲みながら少し足を延ばして、明八橋を眺めてみてください。江戸時代の石工の技術が、今もそのまま現役で使われていることに驚かされます。

  • 場所: 熊本市中央区西唐人町
  • アクセス: 市電B系統「新町」電停下車

 

④ 祇園さんの水(細工町5丁目・祇園橋電停)

熊本を代表する民謡「おてもやん」の作詞・作曲者、永田イネゆかりの地に設けられた親水施設です。

祇園さんの水

その施設は、熊本市電の祇園橋電停近くにある「おてもやん永田いねパーク」内にあります。

永田イネと富永チモの銅像

パーク内には、永田イネと「おてもやん」のモデルとされる富永チモの銅像が並んで設置されています。

祇園さんの水

パークの外には湧水が湧いています。ただ、こちらの水は注意書きにもあるように飲めません

祇園さんの水

案内板があり、水飲み場はこの近くにあります。

祇園さんの水

こちらが水飲み場。こちらも蛇口をひねるタイプです。

地元では「ここの水を飲むと芸達者になれるかも!?」なんて言われているとか。

訪れたらぜひ一口飲んで、芸能の才能を授かってみてください(笑)。

  • 場所: 熊本市中央区細工町5丁目
  • アクセス: 市電A系統「祇園橋」電停下車

 

⑤ 阿蘇恵みの水(春日3丁目・熊本駅新幹線口広場)

熊本駅の新幹線口(西口)駅前広場に設置された親水施設です。
JR熊本駅新幹線口

JR熊本駅の新幹線口側。ロータリーがあり、タクシーが待機しています。

この新幹線口の入り口近辺に施設があります。

阿蘇恵みの水

ウォーターステーションで冷たい地下水を自由に飲むことができます。

阿蘇恵みの水案内板

ステーションの近くに、案内板があります。熊本駅前ということで観光客も多いことから、これまでの案内板の中でもより詳しく書かれています。

阿蘇恵みの水

こちらでおいしい水が飲めます。下にある青いボタンを押すと天然水が出てきます。

新幹線で熊本に到着してすぐ出会える場所なので、「熊本に来たらまずここで一口!」と旅のスタートにぴったりのスポットです。

逆に、帰りの新幹線を待つ間に立ち寄るのもおすすめです。

  • 場所: 熊本市西区春日3丁目
  • アクセス: 熊本駅新幹線口(西口)駅前広場

 

⑥ 水手まり(新町2丁目・洗馬橋電停)

水てまり

新町の福田病院前に設置された、ひときわ目立つ球体のモニュメント

水てまりの案内板

近くに案内板もあります。

水てまり

熊本が誇る「水」と「肥後手まり唄」を組み合わせたアート作品で、球体の内部からドライミストが噴き出す仕掛けになっています。霧でできた手まりをイメージしたという、なんとも粋な演出です。

水飲み場はありませんが、ミストが涼しくて夏の暑い日に通りかかるとほっと一息つけます。

「せんばの水」と同じ電停エリアにあるので、セットで立ち寄るのがおすすめです。

  • 場所: 熊本市中央区新町2丁目(福田病院前)
  • アクセス: 市電B系統「洗馬橋」電停下車

 

⑦ 出田会呉服町診療所(呉服町・呉服町電停)

県道沿いの出田会(いでたかい)呉服町診療所の敷地内に設けられた、西洋風デザインの手洗い場(水飲み場)です。

出田会呉服町診療所と手洗い場

奥に見えるのが出田会呉服町診療所の建物です。左手にあるのが手洗い場(水飲み場)です。

出田会呉服町診療所の手洗い場

おしゃれな外観で、ベンチも設置されているので、ちょっと休憩するのにも最適。観光客だけでなく地域の方々も気軽に立ち寄れる、ほっとする空間です。

出田会呉服町診療所の手洗い場

他の施設と比べると少し地味かもしれませんが、この「何気ない日常に溶け込んでいる感じ」がいかにも熊本らしくて好きです。

  • 場所: 熊本市中央区呉服町
  • アクセス: 市電A系統「呉服町」電停下車

 

市電1日乗車券でまわる!おすすめモデルルート

7か所すべてを効率よくまわるなら、市電の1日乗車券(500円)を活用するのがベストです。

【おすすめ順路】

  1. 熊本駅新幹線口(阿蘇恵みの水)でスタート
  2. 「熊本駅前」電停から熊本市電A系統に乗車し健軍方面へ。「祇園橋」電停下車→ 祇園さんの水
  3. 引き続き、A系統に乗車し健軍方面へ。「呉服町」電停下車 → 出田会呉服町診療所
  4. 引き続き、A系統に乗車し健軍方面へ。「熊本城・市役所前」電停下車 → 城見の水
  5. 「熊本城・市役所前」電停からB系統に乗り換え、上熊本方面へ。「洗馬橋」電停下車 → せんばの水・水手まり
  6. 引き続き、B系統に乗車し、上熊本方面へ。「新町」電停下車 → 城下町の水

所要時間の目安は半日〜1日。途中で熊本城観光やアーケード散策を挟みながら、のんびりまわるのがおすすめです。

ちなみに、A系統とB系統は中心街にある「辛島町」電停で分岐しますので、親水施設をまわった後、熊本駅に戻る場合は、B系統で「辛島町」まで移動した後、A系統に乗り換え熊本駅方面に向かってください。

暑い夏でも、要所要所で冷たい地下水を飲みながら歩けるので、熱中症対策にも◎です。

 

まとめ

熊本市の街なかの親水施設は、ただ水が飲めるだけでなく、熊本の歴史・文化・アートが凝縮されたスポットでもあります。

市電に乗りながら7か所をめぐれば、熊本の街の奥深さをぐっと身近に感じてもらえるはずです。

暑い夏こそ、冷たい天然地下水を飲みながら熊本の街をのんびり歩いてみてください。「蛇口をひねればミネラルウォーター」の意味が、きっとリアルに実感できますよ!

スポンサードリンク

  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事

グルメや観光情報、おすすめスポットなどを紹介している『ぐうの日々もろもろ』を運営。熊本日日新聞社が発行しているフリーペーパー「くまにちすぱいす」にもグルメ記事を寄稿中。

  1. 熊本市内を歩きながら天然地下水が飲める!街なかの親水施設を全部まわってみた

  2. からし蓮根はなぜ熊本だけ?江戸時代から続く「門外不出」だった郷土料理の秘密

  3. 【熊本城下町散策シリーズ~新町エリア④】加藤清正公が築いた新二丁目、新三丁目をぶらりと散策してみた!

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP