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元熊本県副知事で東京都知事選候補の小野泰輔氏の人柄は

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2020年の東京都知事選が告示されました。7月5日に投開票されます。世論調査では現職の小池知事が有利と報道されています。

選挙カー

熊本県の副知事を8年間務めた小野泰輔(たいすけ)氏にも健闘してほしいですね。小野氏の人柄を過去の新聞記事からたどってみました。

過去の新聞記事の探し方

過去の新聞記事を調べるには、G-Searchまたは日経テレコンというデータベースサービスがあります。

個人利用だと、いずれのサービスとも見出しが1件あたり10円記事が150円の料金になります。

県立図書館熊本市立図書館などでも過去の新聞記事を調査することが可能です。

県立図書館の正面

熊本県立図書館

熊本県知事蒲島氏の政策スタッフに

小野氏は、蒲島知事が2008年4月、秘書課の政策調整参与として任命しました。小野氏蒲島氏の東京大教授時代の教え子で、就任当時は33歳でした。

当時の新聞記事によると、蒲島知事は当時流行していたアメリカドラマ「24」に出てくる、「大統領補佐官みたいな感じで」と言って小野氏を口説いたそうです。

 小野氏は東京都出身。一九九四年に東京大法学部に入り蒲島氏のゼミ一期生として有権者の投票行動などを学んだ。卒業後は衆院議員秘書などを経て、建設コンサルタント会社に勤務。蒲島氏の知事選を手伝ったことがきっかけで登用を打診されたという。業務は(1)マニフェスト(公約集)の推進に必要な政策の立案と担当部局との調整(2)知事の対外的な情報発信の内容や手法の企画―など(2008年04月17日熊本日日新聞)

小野氏は、中学から硬式テニス、高校時代は新聞部に所属していたそうです。少年時代から野球も好きで、インタビュー記事ではこんなエピソードも紹介されていました。

 学生時代、法学部のゼミ対抗ソフトボール大会があった。しかし蒲島ゼミで経験者は二、三人。そこで野球少年だった小野さんはバットの握りから振り方まで「どうやったら打てるか」という独自のマニュアルを作成。「その通りにやったら打てたんだよね」。知事にも印象に残るユニークな学生だった。(2008年12月10日付熊本日日新聞夕刊)

38歳の若さで副知事に抜てき

県政策参与として働いていた小野氏は2012年6月に、副知事に抜てきされました。

当時は戦後の熊本県政史上で最年少、全国の現職副知事でも最年少でした。就任後は、県南部の活性化へ「くまもと県南フードバレー構想」や世界農業遺産登録などの政策推進を担当してきました。

「フードバレー」とは、豊富な農林水産物を活かし、食関連の研究開発機能や企業の集積を目指す政策です。

小野氏は副知事就任後にインタビューに答え、東大時代に封建的な部活の上下関係に反発してテニス部を辞めた思い出を紹介しています。

また読む人に喜ばれる資料作りを工夫したエピソードも好んで紹介しているようです。

 林間学校などのイベントが大好きで、一生懸命やったのは「しおり作り」です。大学のゼミ合宿でも会場までの案内を作りました。金持ち用の時間優先ルートと貧乏な長旅ルート、その折衷案をしおりにして配ったら、蒲島郁夫教授(現知事)が褒めてくれました。とにかく、人を喜ばせたいという思いが強いんです。(2015年3月2日付熊本日日新聞)

突然の都知事選出馬表明

小野氏は2020年6月で副知事の2期目の任期が満了するものの、蒲島知事からは「あと1年延長してほしい」と要望されていたそうです。

しかし、小野氏は6月2日、東京都知事選に出馬することを突然表明しました。東京出身の方なので、いずれは東京に帰るのかとは思っていましたが、まさか都知事選に出馬するとは予想できませんでした。

大学時代の研究テーマが選挙分析ですから、心の内にはいつか政治家になりたいという思いを秘めていたのかもしれません。


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