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3月14日はホワイトデーです。日本生まれのイベントですが、起源については現在3つほどあって決定的な定説はないようです。いくつかの店舗や団体が元祖を主張しています。
石村萬盛堂説
熊本県からも近い、福岡県のお菓子メーカー石村萬盛堂もホワイトデーを始めたとアピールしています。ホームページで誕生物語を紹介しています。
それによると、1977(昭和52)年、少女雑誌を見ていた当時の社長が発案し、マシュマロデーとして企画。百貨店の岩田屋に持ちかけて翌年の1978年3月からスタートしたそうです。その7、8年後に岩田屋から提案があって「ホワイトデー」になったというのです。
以前、太宰府の工場に立ち寄った時に、ホワイトデーの始まりについて紹介しているポスターが貼ってありました。
工場の外観。お菓子が買える店舗スペースもあります。
ホワイトデーを紹介する何種類かのポスターも。
不二家説
不二家のホームページにある会社の歴史によると、1968(昭和43)年からホワイトデーのキャンペーンをスタートしたと記してあります。
全国飴菓子工業協同組合(全飴協)説
全国飴菓子工業協同組合のホームページの誕生秘話によると、1978(昭和53)年6月に総会で、3月14日は「ホワイトデーはキャンデーの日」と決め、1980年からキャンペーンをスタートしました。
誕生秘話の中に気になる記述がありました。当時の関係者の話ですが、百貨店が元祖にこだわっている様子が伝わってくるのです。
ただ、どういうわけか、銀座の三越が大変乗り気になってくれて、「ホワイトデーの元年は、銀座の三越からはじまった」ということで宣伝してくれといわれ、それに乗っかった感じですね。参加メーカーも7社ほどあったんですが、当時はまだ「ホワイトデー」という言葉が世間に浸透していなくて、起源とか意味とかいろいろ質問を受けました。
真実は一つ?
もっとも早い時期の起源を主張している不二家に対し、石村萬盛堂と全飴協が同じ1978年ごろをPRしているのが気になります。しかも、どちらも百貨店が関係しています。
もしかすると、当時の百貨店同士で情報戦があったのではないかと妄想してしまいます。
昭和40年代からバレンタインデーのお返しとしてイベントを模索していたお菓子業界の中で、記録には残っていない様々な動きが繰り広げられたのでしょうか。
不二家説については読売新聞の記事が残っているそうなので、調べてみたいものです。
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