天草五橋は今年で51歳に

今でこそ陸続きになっていますが、天草はかつて離島でした。天草に渡る交通手段は船しかなく、五橋が開通するまでの三角駅前は天草への玄関口として、船が発着するたびに大変にぎわってました。

1966(昭和41)年9月24日、戦前からの地元の悲願がかない天草五橋が開通しました。当初は償還期間39年を見込んだ有料道路でしたが、開通後に天草への観光客が急増し、車社会の進展の追い風もあってわずか9年で償還が終わって無料化されたのは有名な話です。

しかし、天草といえば「観光シーズンの渋滞」というあまりよくないイメージもあります。島々が5本の橋で結ばれてほぼ1本道のため、抜け道を通ることができません。ゴールデンウィークやお盆の時期は、長い車の列に悩まされます。

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熊本市から本渡まで90分で行けるように?

熊本県には、熊本都市圏と県内主要都市を車で1時間半で結ぶ「90分構想」があります。熊本県内でいまだに実現していないのが天草で、現在も工事が続いているのです。

90分構想を実現するため、国が計画路線に指定した自動車専用の「熊本天草幹線道路」(熊本市近見-天草市本渡町、約70キロ)のうち、天草側道路(宇城市三角町-天草市本渡町、38キロ)は熊本県が施工。

現時点で開通しているのは、松島有料道路(上天草市松島町、3・3キロ)と松島有明道路(上天草市松島町-天草市有明町、10キロ)の計13・3キロにとどまっています。

また天草の上島と下島を結ぶ「第二天草瀬戸大橋」(仮称)も2017年度から本格着工します。現在の天草瀬戸大橋の北側に建設し、長さ1148メートル、幅9・5メートル。2022年度の完成を目指しています。

新1号橋

新1号橋の建設作業用鉄塔(上天草市)の上からは、緩やかなカーブを描く大矢野バイパスの一部と、海岸沿いに折れ曲がる現在の国道266号が見える。

大矢野バイパス着々 「新1号橋」姿現す(熊本日日新聞)

新天草1号橋「新天門橋」(仮称)で、宇城市と上天草市をつなぐ熊本天草幹線道路の「大矢野バイパス」が、来年の開通に向けて工事が進んでいる。全体ルートが見通せるようになった工事現場を訪ねた。

全線開通がいつになるのかは見通し不明

離島ではなくなったとはいえ、天草地方は九州本土と橋1本でしかつながっていないため、台風などで強風が吹くと通行止めになって孤立してしまいます。そのため、熊本市から本渡までを結ぶ「高規格道路」は地元の人たちの期待も高い事業です。しかし国、県とも財政状況は厳しく、今の工事ペースだと全線開通の時期は見通せないそうです。

新天草1号橋がつながる

2017年10月19日に、ついに「新天門橋」の橋げたが1本につながりました。

路面部分がつながった新天門橋

閉合桁(中央右)を設置し、路面部分がつながった新天門橋=19日、上天草市

新天草1号橋つながった 463メートルの橋桁1本に(熊本日日新聞)

熊本県が進める熊本天草幹線道路の新天草1号橋「新天門橋」(仮称)工事で、17、19の両日、橋中央部の鉄製橋桁と両岸の鉄筋コンクリート製の橋桁をつなぐ「閉合桁」の固定作業があり、463メートルの橋桁が1本につながった。

第二瀬戸大橋も着工

県や天草市などは2017年10月28日、天草上島と下島を結ぶ「第二天草瀬戸大橋」(仮称)の着工式を、同市の本渡港旧フェリーターミナルで開きました。

第二天草瀬戸大橋の着工式

第二天草瀬戸大橋の着工式で、くわ入れする参加者ら=天草市

「第二天草瀬戸大橋」着工 2022年度の供用めざす(熊本日日新聞)

県や天草市などは28日、天草上島と下島を結ぶ「第二天草瀬戸大橋」(仮称)の着工式を、同市の本渡港旧フェリーターミナルで開いた。2022年度中の供用開始を目指す。

開通記念に多彩なイベント、橋の名前は開通日に発表

開通日の5月20日を前に、多彩なイベントが予定されています。

12日は、新天草1号橋を含む大矢野バイパスの全長7.4キロを自転車で走るサイクリングイベントがあります。天草四朗観光協会(電話 0964-56-5602)に事前申し込みが必要です。

13日は宇城市三角町の東港緑地広場で、地元で収穫された農産物や海の幸を集めた「うまかもんマルシェ&花火大会」が開催されます。また、JR三角駅を出発し、新天草1号橋を往復し、三角西港で折り返すウオーキングイベントもあります。

20日の開通記念式典で、新しい橋の名前が発表されます。

新天草1号橋が5月中旬に開通 橋の名称を公募

新天草1号橋の名前、最終候補に「熊門」「新天門」「天空」「天城」「平成天門」 

新天草1号橋を含む大矢野バイパスが5月20日に開通 名前も発表へ 


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