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熊本県内の警察署の再編が本格的に動き出しました。熊本北警察署の名称が10月1日から先行して熊本中央警察署に変更され、来年の4月からは管轄も変更されます。同時に、熊本北合志警察署が新設されます。今年4月には、氷川警察署は八代警察署に統合されました。自分が住んでいる地域の警察署が変わる人もいるので、今のうちから予習しておきましょう。
熊本県内の警察署の再編は約40年ぶり
熊本県内の警察署は1969(昭和44)年から1974年の間に、砥用、三角、松島、富岡、川尻、南関の6つの警察署が統合され、大矢野と熊本東が新設されて以来、23署体制が続いてきました。
一方で、平成の大合併で県内の自治体も94から半分の45まで減少。自治体の区域と警察署の管轄がずれるケースも増えてきました。また、小さな警察署と大きな警察署の間で、警察官の仕事の負担感の格差が広がっていることも背景にありました。大きな署の警察官の業務量が、小さな署の倍以上になっていたそうです。
そこで、小さな氷川警察署の八代署への統合と光の森などの開発で人口が増えている熊本市北東部強化のための熊本北合志警察署の新設計画が進んできました。
熊本北警察署が熊本中央警察署へ
まず10月1日から、熊本北警察署の名前が熊本中央警察署に変わりました。
熊本中央署が発足 「北署」から改称(熊本日日新聞)
県警は1日、熊本北署の名称を「熊本中央署」に変更し、熊本市中央区草葉町の現地で発足式を開いた。
熊本北署から熊本中央署に 10月から名前変わります(熊本日日新聞)
県警は1日、警察署再編計画に基づいて熊本北署(熊本市中央区草葉町)の名称を「熊本中央署」に変更する。来年4月の「熊本北合志署」(同市北区飛田)新設に合わせて管轄区域も変えるが、混乱を避けるため半年早く改称する。
実際に管轄が変わるのは来年の4月に熊本北合志警察署が出来てからです。市民が混乱しないようにまずは名前を変更します。
熊本中央警察署の管轄は、中央区のみとなります。熊本市が政令指定都市になったことや九州新幹線の開業で、観光客など人の流れが活発になることから繁華街の対策に力を入れるのです。(新しい管轄区域図)
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熊本北合志警察署を新設
現在、旧植木町は山鹿警察署、合志市は大津警察署が担当しています。植木町は国道3号線が縦断、合志市は最近どんどん人口が増えている光の森などの団地があります。大津警察署の業務量は県内警察署のトップでした。
そこで新しい警察署が誕生することになったのです。場所は熊本市北区飛田4丁目の国道387号(通称飛田バイパス)沿いです。
熊本北合志警察署の内部を報道陣に公開
熊本県警は3月5日、4月1日に開設する「熊本北合志署」(熊本市北区飛田4丁目)を報道陣に公開しました。県内の警察署で初めて授乳室を設置し、大災害時に警察機能を維持できるよう庁舎の耐震化など防災機能を充実させました。
4月開設の「熊本北合志署」公開(熊本日日新聞)
熊本県警は5日、4月1日に開設する「熊本北合志署」(熊本市北区飛田4丁目)を報道陣に公開した。県内の警察署で初めて授乳室を設置し、大災害時に警察機能を維持できるよう庁舎の耐震化など防災機能を充実させた。
氷川警察署は4月に八代警察署に統合ずみ
旧氷川警察署は、今年4月に八代警察署へすでに統合されています。小さな警察署だったため、ひとたび大きな事件が発生すると署員を呼び出さなければならず、初動体制が遅れるという問題があったのです。
これに伴い、氷川警察署は県警氷川機動センターと衣替えし、通常の交番より規模が大きく、警察官ら15人が勤務する氷川幹部交番と機動捜査隊、交通機動隊の各分駐隊が配備されました。
氷川警察署の管轄は、八代郡氷川町と八代市鏡町、東陽町、泉町で、これが八代警察署の管轄になっています。(広報用チラシ)
ただ、旧氷川警察署の建物は老朽化して手狭なため、1キロほど南の国道3号沿いの氷川町早尾に新庁舎建設が進められていました。10月1日からは新庁舎での業務を開始します。
県警氷川機動センター新庁舎 あすから業務開始(熊本日日新聞)
県警氷川機動センターの新庁舎が氷川町早尾に完成し、10月1日から業務を開始する。29日、報道関係者に公開された。
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