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熊本日日新聞社が2020年12月から電子版スタート 購読者に紙面ビューアーを提供

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熊本県で発行されている地方紙「熊本日日新聞」が12月から、新しいwebニュースサービス「熊日電子版」を始めます。2020年11月24日付の朝刊で発表されました。これまでの公式ホームページとの違いを解説します。

背景には12月からの購読料値上げがあるようです。

新聞を読む女性

熊本日日新聞が2020年12月から27年ぶりの購読料値上げ

購読者は紙面ビューアーサービスが無料に

新聞紙面がそのままのビジュアルで見ることができる、紙面ビューアーサービス(電子紙面)は、全国紙や他県の地方紙が先行してスタート。熊本日日新聞でも、夕刊が2017年7月から(購読者向け)、朝刊が2019年9月から読者が新聞購読料に加えて月額307円(税込)を支払えば利用することができました。

個人的には、新聞を購読していなくても新聞代より割安に紙面ビューアーサービスが利用できれば需要があると思うのですが、今回もサービスが提供されていないのは、新聞販売店への配慮などもあるのでしょうか。

熊本日日新聞は、2020年12月から朝刊のみの購読料を3093円(税込み)から307円引き上げて3400円に改定します。つまり、307円値上げする代わりに、これまで同じ料金が必要だった紙面ビューアーサービスを無料で提供する形になります。

紙面ビューアーは当日の午前5時から閲覧が可能で、新聞が手元になくてもスマホやパソコンの画面で新聞紙面を見ることができるので、忙しい人には便利です。一つの購読世帯に対し、3IDが付与されます。

過去30日分の紙面を見ることができ、日付が分かっていれば選択した紙面の中でキーワード検索もできるようです。今後機能を充実させていくということですので、期待しましょう。

くまにちトピックス

これは、12月より先行して10月末からスタートしていたサービスです。ネーミングからしてYahooニュースの「ヤフトピ」をイメージしたのでしょう。

以前は、熊本日日新聞の独自記事と共同通信社配信の全国ニュースが、時系列にトップページに掲載されていました。新しいニュースが上がると、古いニュースは画面外に流れていっていました。

くまトピでは、同社の編集者が熊本や全国の「最新で関心が高い」お薦め記事を掲示します。これでトップページの魅力を上げて滞在時間を長くするのが狙いではないかと思われます。

新たに「連載まとめ」「熊本弁の達人」「記者コラム」などのコーナーがスタートするそうです。

購読者限定コンテンツ

購読者限定コンテンツの提供もスタートする予定です。具体的にどのような記事がどれくらい更新されるかは、まだ発表されていません。12月の運用開始を待ちましょう。

EC機能

これも、具体的なことは発表されていませんが、熊日本紙や別媒体の「すぱいす」「あれんじ」に掲載されたプレゼントの応募や紙面への投稿が手軽にできるそうです。

チケットや物品の販売、イベントの申し込みなどの機能も予定されています。

ウォール・ストリート・ジャーナルと熊日の経済記事

なぜ熊日が?という疑問は残りますが「ウォール・ストリート・ジャーナル」が、新聞購読者であれば定価の半額の月額495円で購読できます。さらに、熊本日日新聞に掲載された経済記事も併せて読むことができます。経済記事の具体的な内容について、まだ詳細は発表されていません。

会員区分とサービスの違い

会員区分は「スタンダード会員」「プレミアム会員」「プレミアム家族会員」の3種類があります。

スタンダード会員新聞購読はしていないが会員登録した会員

プレミアム会員新聞購読者で会員登録した会員

プレミアム家族会員=プレミアム会員の同居家族(2人まで)

スタンダード会員は、当然紙面ビューアーは使えません。会員限定記事やプレゼントなどのサービスも一部に限定されます。

まとめ

現時点で公表されている情報からまとめると、熊日電子版は、新聞購読者が会員登録すると、これまで有料(307円)だった紙面ビューアーのサービスを無料で(ただし同額の購読料の値上げを伴う)受けられるサービスです。またウォール・ストリート・ジャーナルを定価の半額月額495円で契約することが可能になります。

今回の発表では、新聞を購読せずに「紙面ビューアー」などの電子版のサービスを利用するネットのみの会員設定はありませんでした。今後、追加機能やサービスの充実を進めていくとのことですので、そういった会員体系もいずれ登場するのかもしれません。


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