長崎県の四次元パーラー「あんでるせん」でマジックショーを堪能 「超能力」ネタを推測してみた

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あんでるせんとは

長崎県のJR大村線川棚駅のすぐ前に「あんでるせん」という喫茶店があります。何も知らなければ、日本中どこにでもある片田舎の「昭和の喫茶店」にしか見えません。普通の所と少し違うのは店名の前に「四次元パーラー」と頭に付いているところです。今回は、少し足を延ばして長崎県に行ってきました。

遠景

アンデルセン正面

そう、このお店は喫茶店というスタイルをとっていながら、食事や飲み物よりもそこで繰り広げられる「マジックショー」の方で名前が売れているのです。

階段

入口

とにかく芸能人、有名人の来店が多い

入店と同時にまず目に飛び込んでくるのが、壁一面にびっしりと貼られている芸能人や有名人のポラロイド写真です。ローカルタレントや地元出身のスポーツ選手といったレベルではありません。紅白歌合戦に出場した歌手やゴールデンタイムに出てくる芸能人がたくさん顔をそろえています。有名どころも結構来店している感じでした。

店内

私はカウンター席の壁際に座りました。カウンター席は目の前でマジックが見られるので、1000円が別途必要です。すぐに予約で埋まってしまうので、確保も難しいです。

カウンター

カウンター席。ここで、華麗なマジックが次々と披露されます

 

カウンター席のすぐ横に張られたポラロイドで目に入ったのは劇団ひとり、観月ありさ、原田知世、いきものがかりなどなどでした。これだけ芸能人が来ているのなら、通っていれば時には遭遇するかもしれません。

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むしろ食事はおまけ、マジックショーがメイン

11時に入店開始です。完全予約制なので、長蛇の列ができるという感じではありません。着席すると、食事のメニューを聞かれます。30人分くらいの食事を夫婦で作られるので、配膳されるまで結構な時間がかかります。

食事のメニュー

もし芸能人と出くわせば、2時間近く芸能人と一緒にいられるチャンスなのかもしれません。それとも、芸能人は特別扱いで待たずに入れるのかも。

食事の質についていろいろとネット上で書かれていますが、このお店は食べ物に期待する場所ではないと思います。マジックショーの代金だと割り切った方がよいでしょう。

定番のカレー

全員が食事を終えて、お皿を回収して、いったんそこで食事代を精算。それからやっとマスターの登場となります。この日、マジックがスタートしたのは14時過ぎでした。

次々にギミックが登場

個別のマジックについては、多くの方が紹介しているので省略します。全体を通して、ギミックを使ったマジックが多いなあとの印象を受けました。とはいえ道具を購入しただけではマジックは完成しません。使いこなすには腕前や練習が必要ですから、きっとマスターはお店が終わった後に、ハードな練習を重ねているのでしょう。

また、マスターは、お客さんの顔を見て、瞬時に似ている芸能人やスポーツ選手の名前を語ります。(お世辞要素も入ってますが)、よくすぐに思いつくなあと感心しました。芸能人や有名人が来たときは、誰に似ているって言うのでしょうか?

マジックショーが終わったのは17時半ごろでした。日によって終わる時間は多少変わるようです。終わった時には「お腹いっぱい」でした。とにかく小ネタも含めて、次から次にマジックが続きました。

マジックのギミックは、ネット通販で入手可能のものも多いと思われます。実はあんでるせんに行ってから、自分でも買ってみたい誘惑にかられています。興味がある方は、購入者によるまとめサイトをご覧ください。

超能力のように見える「個人情報あて」

性格が素直な人は、あんでるせんのマジックを見て「超能力を見た!」と信じ込んでしまうかもしれません。実際、「超能力ではないか」と書いてあるブログなどもあり、「超能力だと思う」という知り合いもいる中での訪問でした。

私も、子供のころからオカルトとか超能力の話題は大好きです。「Xファイル」も通して3回転くらい見ています。本当に超能力があるのなら、ぜひ見てみたいものですが…さすがに、それはなかったようです。

マジックをみながら考えてみました。マジックのタネは、熟練の手技とギミックの使用で説明できます。では、どのあたりが一部の人に超能力と思わせてしまうのか。それは、本人しか知るはずがない「個人情報」をあてられるからではと。

あえて「タネ」を推測してみる

野暮を承知で、個人情報をどうやって言い当てるのか?自分なりに推測してみました。

おやっと思ったのは、食事時間にグループの間で話していた雑談に出てきた情報が、マスターの口からでてきた時でした。事前に個人情報を言い当てるマジックがあると聞いていたため、少し注意していたので気付いたのですが、もし予備知識なしであれば、「なんでそんなことが分かるのだろう!」とびっくりしたに違いありません。

これから来店してみようと計画している人は、着席してからマジックショーが始まるまでの間に、何を会話したか、どこかで聞かれていると思って、内容を覚えておくと面白いかもしれません。食事時間が長いことも、関係しているのかも…

また、1人でいくにせよ、団体で行くにせよ、誰かが最長2か月前に電話で予約しているはずです。その時に住所や名前などの個人情報をお店に伝えてなかったですか?自分の名前を伝えていませんか?2か月前に何を聞かれたか覚えていますか?

もう一つ、お客さんに絵を描かせて、「事前にどんな絵を描くか予知していました」と似たような絵を出してくるマジックがあったのですが、これは描いた絵をモニターできるギミックを使っているのでしょう。「サイキッククリップボード」や「リーディングクリップボード」という名前で販売されているようです。

コストパフォーマンスは高いのでは

正直な感想として、食事代だけで3時間連続のショーを鑑賞できるのなら安いです。お土産用の曲がったフォークとスプーンもそれぞれ300円なので、そこまで高くはありません。マジックのギミック紹介ショーみたいな感じで見れば、かなり楽しめるのかなと。

ただ、どうしてこの長崎の喫茶店が、ここまで全国的に有名になったのかは不思議です。日本各地にマジックを見せる場所はあるし、東京や大阪ならなおさら多いはず。また、少しネットで検索すれば、あんでるせんで使われているであろう、ギミックが購入できることにも気付くはずです。今回、一番の謎はそこでした。そのタネだけは、分かりませんでした。

 


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